Xサーバーで2段階認証を無効化にしたのに、認証コードが何度も届く問題に困っていませんか?
この場合、2段階認証以外の「不審なログイン時の認証」という設定が関係していることがあります。
この記事では、その原因と設定方法を説明していきます。
Webデザイナーが企業の代わりにサーバー関連の設定を行う場合や依頼主である企業にお願いする場合の具体的な手順も紹介しますので、ぜひチェックしてみてください。
二段階認証を無効にしても認証コードが届く理由と設定の重要性
Xサーバーで二段階認証を「無効」にしたのにもかかわらず、認証コードが届く場合があります。
これは、二段階認証以外のセキュリティ設定が影響しています。
特に「不審なログイン時の認証」設定が関係している可能性が高いです。
サイト制作を依頼されている制作会社やフリーランスWebデザイナーさんはメールやらPHPやら設定や変更のためにクライアントが契約しているサーバーにログインすることが頻繁にあるかと思います。
しかし、サーバーにログインする際、認証コードの確認をクライアントに何度もお願いするのは、相手に手間をかけさせてしまうだけでなく、場合によっては失礼と受け取られる可能性もあります。
また、認証コードの有効時間は通常20〜30分程度と限られており、ログイン時には迅速な返信が必要になります。
そのため、クライアントに急いでもらう形となり、不要な負担をかけてしまうリスクも否めません。
こんな事態を避けるため、最適な設定を行い、お互い気持ち良くスムーズに作業ができるよう事前に準備をしておきましょう!
Xサーバー認証コードが届いてしまう時の対処法
まずは、Xサーバーパネルで二段階認証をオフにする設定をしていきましょう。
サーバーパネルの「二段階認証」をオフにする
「サーバーパネルの二段階認証」設定
- Xサーバーの管理画面にログイン
- 「アカウント」カテゴリーの「二段階認証設定」より「設定しない」を選択
- 「設定を変更する」ボタンをクリック
「サーバーパネルの二段階認証」の詳しい設定手順はこちら
サーバーパネルの二段階認証設定のみでは不完全です。
一時的には認証コードなしでログインできますが、数日後には再度認証コードが送信され、ログインができなくなってしまう可能性があります。
「不審なログイン時の認証」を無効にする
「不審なログイン時の認証」を一時的に無効にすることで、認証コードが送信されるのを防ぐことができます。
- 「不審なログイン時の認証」設定について
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「不審なログイン時の認証」は、セキュリティ強化のために普段とは異なる場所からのログイン時に認証コードを要求する機能です。
この設定を無効にすることで認証コードの送信がされなくなり、コードなしでログイン可能になります。
「不審なログイン時の認証」の設定
- Xサーバーの管理画面にログイン
- 「登録情報確認・編集」をクリック
- ログインセキュリティ設定の「設定変更」ボタンをクリック
- 「不審なログイン時の認証」と「不審なログイン時の通知」の両方「無効」にチェック
- 「設定を変更する」ボタンをクリック
「不審なログイン時の認証」の詳しい設定手順はこちら
クライアントの代わりに変更した場合やクライアントに設定変更の依頼をした場合は、納品後やサーバーに触らなくなったタイミングで、元の設定に戻すかクライアントの希望に合わせたセキュリティ設定をクライアント側で設定してもらうよう連絡しましょう。
二段階認証設定の確認と再設定
設定変更後はテストをして確認しましょう。
- 2段階認証の再設定
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二段階認証が無効になっているにもかかわらず認証コードが届く場合、一度二段階認証を有効にしてから再度無効にする手順を試してみてください。これにより、設定が反映されることがあります。
- 設定変更後の確認作業
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設定変更後はログアウト状態にしてから、ログインテストを行い、認証コードが届かないことを確認しましょう。
- Xサーバーサポートへの連絡
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もし問題が解決しない場合は、Xサーバーに連絡してサポートしてもらいましょう。
Xサーバーサポート

まとめ
二段階認証を無効にしても認証コードが何度も届く場合には、「二段階認証」設定で有効化した後に再度無効化→「不審なログイン時の認証」設定の見直しをしてみてください。
記事で説明した設定をすることで、認証コード確認は行われず、ログインすることができるかと思います。
フリーランスWebデザイナーとして、企業に設定を依頼する場合や自分で設定を行う場合も、この手順を参考にしてみてください。
セキュリティの観点から、納品後やサーバーを触らなくなったタイミングで設定を戻すこともお忘れなく!