ワードプレスサイトを運用しているとこんなふうに思ったことはありませんか?
- 新しいプラグインを試したいけど、今のサイトが壊れないか心配…
- デザインを大きく変えたいけど、もし失敗したらどうしよう…
- 万が一に備えて、サイトのバックアップはしっかり取っておきたい!
私はこれまでWordPressサイトのバックアップやサイト移行に、BackWPupやAll-in-One WP Migration and Backup(AIO)といったプラグインを使っていました。
今回、初めて「WPvivid Backup Plugin」を試しに使ってみたところ、移行やバックアップがとっても簡単で、これはぜひ皆さんにも使ってみてほしいと思い、この記事を書きました。
この記事では、WPvividを使ってWordPressサイトを安全に引っ越したり、新しい機能やデザインを試せる「テストサイト」を作ったり、いざという時に元の状態に戻す方法を私の経験も交えながら分かりやすくご紹介していきます。
【WPvivid】ってどんなプラグイン?

「WPvivid(ダブリューピーヴィヴィッド)」は、WordPressのバックアップ・移行・復元をまとめてこなせる便利なオールインワン系プラグインです。
2019年頃から開発が本格化し、現在も頻繁にアップデートされていて、国内外で多くのユーザーに使われています。
WordPress.org 日本語 公式:Migration, Backup, Staging – WPvivid Backup & Migration
主な特徴・できること
サイトのバックアップ(手動・自動)
別ドメインやサーバーへの移行
ステージング(テストサイト)作成機能
クラウド連携(Google Drive、Dropbox、Amazon S3など)
1クリック復元機能
基本機能は無料で使える!
「え?ここまで無料でできるの?」って思えるほどの親切設計になってます…!
安全性について
WPvividは、WordPress公式のプラグインディレクトリで70万件以上の有効インストールがあり、レビューも高評価多数★4.9以上(2025年6月26日現在)。

日本語対応も進み、頻繁なアップデートでセキュリティ対応もきちんとされています。
実際に使ってみると「操作が直感的で怖くない!」という安心感があります。
「英語ばっかりで使いにくい」なんてこともなく、国内ユーザーにも馴染みやすい印象です。
こんな人におすすめ!
- WordPressを安全に移行・復元したい初心者さん
- テスト環境を作ってから移行したい慎重派の方
- Duplicatorでエラーが出て困った経験がある人
- コストを抑えつつ、機能性は妥協したくない方
【WPvivid】インストール前の事前準備
WPvividをインストールする前に、現在使っていない「無効化」されているプラグインがないか、余計なテーマが入ってないかサイトをチェックします。
バックアップ系で競合するプラグイン(Duplicator、UpdraftPlus、BackWPupやAll-in-One WP Migration and Backupなど)は無効化・アインストールしておくと良いです。


FTP(ファイルをサーバーに送るソフト)が使える場合は、古いバックアップファイルを削除しておきましょう。
FTP内にバックアップフォルダが大量にある場合、一緒にバックアップファイルとしてダウンロードしてしまうため、削除しておくと軽量で移行もスムーズになります!
バックアップフォルダ内のバックアップデータのみ削除でもOK。
WPvividをインストール
- WordPressの管理画面にログイン。
- 左側のメニューから「プラグイン」→「新規追加」をクリック。
- 検索窓に「WPvivid Backup Plugin」と入力して検索。
- WPvividのプラグインが表示されたら、「今すぐインストール」ボタンをクリック。
- インストールが終わったら、「有効化」をクリックして、WPvividが使える状態にしましょう。
WPvividを今すぐインストール→有効化

これで、WPvividの準備は完了です!
①【本番サイト】WPvividでバックアップを作成
WPvividプラグインを有効化したら、WordPressサイトの「コピー」を作って、万が一に備えましょう!
移行用のデータでもあり、復元も出来るデータになります。
WordPress管理画面の左メニューから「WPvivid Backup」をクリックします。
「バックアップ&復元」タブ内
- 「データベース+ファイル(WordPress ファイル)」両方を対象にチェック
- 保存先:バックアップをローカルに保存するにチェック
バックアップ
をクリック
完了後、「バックアップ&復元」タブで少しスクロールバックアップタブ内にダウンロードファイルが生成されるので、ダウンロード
で.zip ファイルをダウンロード

大きめのファイルの場合
大きいファイルの場合は、以下のように1つ200MB以下のファイルが複数に分かれてダウンロードできる状態になります。
すべての.zipファイルをダウンロードしていきます。

複数ファイルに分かれた場合、復元手順や移行手順が異なるので、こちら「複数ファイルを復元する方法」から行なってください。
②テスト用WordPressを用意
今回はテストサイト用なので、サブディレクトリにしてますが、他ドメインにそのまま移行したい場合はそのドメイン直下でも大丈夫です。
- サブディレクトリ(例:
/testsite/
)を作成 - そこに WordPress をインストール
- 例:
https://yourdomain.com/testsite/
- 例:
- 管理画面にログインして、WPvividを①同様にインストール→有効化
③【テストサイト】WPvividでバックアップ復元
先ほど作ったバックアップファイルをテストサイトに「復元」して、メインサイトと同じ状態にしていきます!
- テストサイトのWordPress管理画面にログインします。
- 左メニューから「WPvivid Backup」→「バックアップ&復元」をクリックします。
- 「アップロード」タブをクリックします。
- メインサイトからダウンロードした「.zip」のバックアップファイルを、この画面にドラッグ&ドロップ(マウスでつかんで持ってくる操作)するか、「ファイルを選択」ボタンから選びます。
- ファイルがアップロードされると、WPvividがバックアップファイルを認識し、その下に「復元」ボタンが表示されます。
- 「復元」ボタンをクリックします。確認メッセージが表示されたら「OK」をクリックして進めましょう。
これで、テストサイトがメインサイトと全く同じ状態になります!

たったこれだけで、完了です!
補足:複数ファイルを復元する方法
バックアップファイルが大きくて、いくつかファイルに分かれてしまった場合(例:.zip.001、.zip.002など)、復元の方法が少し変わります。
方法①:FTP経由で全ファイルアップロード(推奨)
この方法は少しだけ専門知識が必要ですが、一番安定して復元できる方法です。
- WordPressのあるサーバーにFTPで接続
もし、FTPについてやFTPソフトをダウンロードしていない方は、こちらの記事を参考にしてみてください。 - 以下のフォルダ(/wp-content/wpvividbackups/)に、
6つの001.zip
〜006.zip
ファイルをまるごとアップロード
/wp-content/wpvividbackups/

- アップロードが完了したら、WordPress管理画面 →「WPvivid Backup」→「バックアップ&復元」タブを開く
- 少しスクロールして「バックアップ」タブ内
アップロードされたバックアップ、または受信したバックアップのスキャン
をクリック - ファイルが認識され、
復元
ボタンが出てくるのでクリック - もう一回
復元
ボタン - ポップアップ
Are you sure to continue?
でたら、OK - このまま待つ

これで、テストサイトがメインサイトと全く同じ状態になります!
方法②:WPvividの「アップロード」機能を使って1つずつアップロード(やや不安定)
- 管理画面 → WPvivid →「アップロード」タブから
001.zip
→002.zip
→003.zip
… と 順番に手動アップロード - 全部アップロードされると、自動的に「1つのバックアップ」として認識されます
まとめ|WPvividで移行はめちゃくちゃ簡単!
WPvividを使ってみて、WordPressサイトのバックアップ、引っ越し、テストサイトの作成、そして万が一の際の復元まで、専門的な知識がなくても本当に簡単にできると実感しました。
- バックアップを定期的に取っておけば、何かトラブルがあっても安心して元の状態に戻せます。これは本当に心強い!
- テストサイトを利用すれば、新しいプラグインの導入やデザインの大幅な変更も試せます。WPvividを利用すれば簡単に移行できるので、安心して色々試せるようになりました。
- メインサイトと同じ内容の引っ越し先サイトをスムーズに作ることができますよ。
WPvividを上手に活用して、より安心してWordPressサイトの運用を楽しみましょう!
もし「もっとこんな使い方があるよ!」とか「このプラグインもオススメだよ~!」という情報があれば、ぜひコメントで教えてください。
それでは、また!
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