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いろはくま
HSS型HSPとして「生きづらさ」に悩み、30代手前で起業を決意。Webデザイン職業訓練校に通い、Web業界へ。現在はWebデザイナーとして会社員とフリーランスを両立しています。このブログでは、未経験からのWebデザイナーになるための方法と起業・フリーランスの方へ私の体験談をもとに、役立つ情報を発信しています。
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未経験からフリーランスWebデザイナーになる難しさと成功のポイント

この記事を見つけた方はきっと未経験からフリーランスWebデザイナーを目指している方のはず。

まず、結論からお伝えすると未経験からWebデザイナーとしてフリーランスになるのは現実的に難しいことが多いです。

でも、この難しさはWebデザイナーに限った話ではなく、どの業種でも共通する事だと思っています。

本記事では、私自身が未経験でフリーランスを目指す際に直面した課題と克服方法や体験談について詳しくお話ししていきます。
営業、ディレクション、コネクションの構築など、どの業種でも役立つ内容になっていると思います。

目次

Webデザイン初心者用スキルチェックリスト

まずはじめに、以下の質問に〇✖で答えてみてください。

  • Webサイトデザインのみを行いたい。バナー制作やデザインカンプ制作だけを受けたい。
  • コーディングやプログラミングはできればやりたくない。
  • お客さんとの折衝は苦手で、1人で黙々と作業をしたい。
  • 納期が極端に短い仕事は受けたくない。
  • 最初のクライアントにはサービスで色々つけても良いと思っている。
  • 制作実績が5サイト未満だ。(ポートフォリオサイトは含まない)
  • 受注できるとしたらコーポレートサイトやランディングページのみで、ECサイトや様々な機能がついたサイトには対応できない。
  • ある程度マーケティング知識はあるが、自信を持って提案できるレベルには達していない。

この質問は、未経験からフリーランスになるために必要なスキルと心構えについての項目です。

すべて「✖」だった方には、おそらく関係のない記事になるので、このまま閉じてください。

もし、いくつかの質問に「〇」が入った場合でも大丈夫です。

この記事では、上の質問に該当する方でもまずは出来る事から経験を積み重ねることで、多くの可能性が広がるということをお伝えしたいと思っています。

夢を実現させるために、デザイン以外のスキルもぜひ身につけてみてください。

フリーランスになる前に私が行ったこと

未経験からフリーランスを目指す際、私が行ったことは以下の通りです。

  1. 営業
  2. ディレクション
  3. コネクションの構築

これらのスキルを身につけることで、一人でできる仕事の幅が広がります。

とはいえ、大規模なWebサイト制作に関しては特に一人で全てを完結させるのは難しいことが多いです。

クライアントや制作仲間と連携することが大切であることを忘れずに、協力し合いながら進めていきましょう。

営業の重要性

営業活動はフリーランスとして成功するための基盤です。

以下の点に注意して営業活動を行いましょう。

  • 名刺交換
    会った人には必ず名刺を渡して、とにかく自分の存在を知ってもらう!
  • 商工会議所などでのネットワーキング
    商工会議所や地域のビジネスネットワーキングイベントに参加して、地元の企業や経営者と繋がりを作る!
  • 交流会への参加
    業界の交流会やセミナーに参加して、自分のビジネスをアピールする機会を増やす!

実際のところ、対面で営業をするのは現代には合わないかもしれません。
ただ、直接顔を見て話すことでお互いをよく知ることができ、信頼関係も築くことができます。
WEB関連の仕事の場合、SNSや広告を活用して自分を知ってもらう方法もあるので、自分に合った営業スタイルを探してみてください。私も実際のところ、対面で話すのがあまり好きではありませんが、お会いできるタイミングがあれば顔を出すよう心掛けています。

ディレクションの重要性

ディレクションは、プロジェクト全体の進行を管理する役目です。

クライアントの要望を聞き取り、プロジェクトの目標を設定し、進行状況をチェックし、最終的な成果物がクライアントの期待に応えるものであることを確認します。

このスキルはデザインスキル以上に重要になってきます。未経験の方がフリーランスとして成功するためには、以下の点を意識することが必要です。

  • クライアントとのコミュニケーション
    クライアントの要望を正確に把握し、期待を管理することが求められます。
  • プロジェクト管理
    スケジュールの作成と遵守、進捗状況の報告、リソースの配分など、プロジェクト全体を把握し管理する能力が必要です。スケジュールを引かないと、追加の修正や新しい要望が出てくることがあります。
    工数管理のためにもスケジュールは非常に重要になってきます。
  • 問題解決能力
    予期せぬ問題が発生した際に迅速に対応し、適切な解決策を見つける能力が求められます。なにか起きたときに対応できるコネクションや解決能力がないと、仕事として成り立たないので出来ないことに対してどう対処するかが大切です。

コネクションの構築

フリーランスとして成功するためには、幅広いコネクションが不可欠です。

リソースが不足した場合や技術的な問題・トラブルが起きた場合など協力してくれる制作会社やフリーランスのエンジニア、企画担当者、ライターなどの専門家と繋がっておくことが重要です。

以下の方法でコネクションを築きましょう。

  • ネットワーキングイベントに参加
    業界イベントやセミナーに参加するといろんな業種の方と知り合える機会があります。直接他の専門家とお話して知り合いになっておくのも良いでしょう。
  • クラウドソーシングの活用
    たとえば、「ココナラ」や「ランサーズ」などのプラットフォームでは、いろんな分野で得意なスキルを販売しています。受託者は個人の方から企業まで幅広いです。そんなサービスを実際自分でも活用し、情報交換や仕事の依頼をしてみると良いでしょう。
  • SNSの活用
    今は当たり前のようにX(旧Twitter)やInstagramを使ったビジネスをされている方が多いです。そのようなビジネスは勿論、SNS内で活動しています。SNS内で募集をかけても良いですし、気軽に話かけてみて協力関係を築いておくと良いでしょう。
  • 協力関係の構築
    実際に制作会社などで働く中で、信頼関係を築き、将来的に協力できるパートナーを見つける方法もあります。一緒に仕事をしていると、その人の仕事へ対する姿勢がリアルにわかるので、安心感があります。
    ただし、ビジネスとして一緒にやるのであればしっかりと契約を交わし、慣れ合いにならないよう気をつけましょう。

フリーランスWebデザイナーの現実

Webサイト制作は、ほとんどの場合、サイトを作りたいタイミングで依頼がきます。

クラウドワークスなどを利用し、自分のタイミングで案件を取ることもありますが、継続的なお客様の場合、大概お客様のタイミングに合わせることになります。

基本的には納期があり、ディレクション、デザイン、コーディングすべてを一人でこなして利益を上げるのは簡単なことではありません。

趣味でサイト制作を受注するのであれば問題ありませんが、本気でやるつもりなら、やはり経験と知識は必要です。

クライアントはWebサイトの種類や違いを理解しているか?

クライアントがコーポレートサイトやブランドサイト、ECサイトなどサイトの違いをきちんと理解して依頼してくるでしょうか?

答えは「ノー」です。

クライアントはさまざまな業種の方々ですが、相手が何も知らないという前提で進める必要があります。

あるあるですが、当初「コーポレートサイトを作りたい」と依頼されたが、途中から「カート機能も付けたい」、「会員専用ページも作りたい」など追加の要望が出てきて、アプリ導入や他サービスとの連携が必要になってくることがあります。

この場合、まったく想定していない機能追加のため、見積もり額も大幅に変わりますよね。もともとコーポレートサイトということでプロジェクトを進めている場合、初期段階の設計や仕様がまるっと変更となります。

ゴールがあやふやな小規模企業に起きやすい事例です。コンセプト決め、要件定義がどれだけ重要かわかるかと思います。

このような案件では、まずコンセプト決めから支援を始めることになるため、マーケティングの知識だけでなく、コンサルティングの視点が必要となることがお分かりいただけるかと思います。

クライアントがウェブに関するリテラシーがない場合、「出来ること」と「出来ないこと」の判断は難しいです。むしろ、「Web全般できるのだろう」と思われることの方が多いのです。

では、その要望に対してこちらが受けられるのかというと、そうではないですよね。大げさに言えば、「コーポレートサイトからアマゾンのようなECサイトを作って!」と言われているようなもの。

様々な種類のサイトに対して、対応できる方はごく僅かで限られています。

サイトの種類についての記事は以下でまとめてます。

苦手分野をどうカバーするか?

Webデザイナーとして成功するには、多岐にわたる知識とスキルが求められますが、何かひとつ極めるだけでも膨大な時間がかかるのに、すべてのスキルを完璧に磨くのは現実的ではありません。

必ず人には得意不得意、向き不向きはありますし、一人ですべての分野の最新技術を追いかけるのは無謀です。

例えば

  • デザインは得意だけどコーディングは苦手
  • 一通りできるが、お客さんとのコミュニュケーションが苦手
  • 新しい企画を考えるのが苦手
  • SNS運用はなにをしたらよいかわからない

自分の得意なこと不得意なことを理解し、時間がかかってしまうような分野、自分の苦手な部分は外部に依頼するなど、受けられる方法を常に考えながら進めることが重要になってきます。

クライアントに対しては、持っている知識は活用しながら、どうすれば最善の結果を提供できるかを考え、構成やユーザビリティ、スケジュール、予算を視野に入れて進めていきましょう。

Webデザイン制作会社で経験を積む

ある程度のWebデザインのことはわかったけど、全体の流れがイマイチわからない方なら、まずはWebデザイン制作会社に入社し、全体の流れを把握することからはじめると良いと思います。

そうすることで、フリーランスとしての道がより現実的になります。

それこそ様々な案件に関わることができるので、どこからどこまでは自分で対応、ここからは外部に依頼すれば良いなと判断がつくようになってきます。ここで一番最初にお話ししたコネクションの構築も出来ます。

以下、Webデザイナー未経験からどのように制作会社に入社したか体験談をもとに詳しく記事にしてます。気になる方はぜひ参考にしてみてください。

まとめ

未経験からフリーランスを目指すのはオススメしますが、やはり簡単なことではなく、多くのスキルと経験、幅広い知識が求められます。

まずは制作会社で経験を積んで、その後にフリーランスとしてのキャリアを考える方が現実的です。

もちろん、独学で独立されている方もいらっしゃいますが、最初から未経験の方にすぐ依頼はこないので実績を積むのに時間ばかりかかってしまいます。

また、これを読んでいるあなたが20代であれば伸びしろしかないですし、失敗も怖くないはずなので挑戦することはとても良いと思いますが、30代を超えているのであれば未経験からフリーランスになる(デザイナーとして生計を立てる)難しさはあると思います。

クライアントは実績を重視するため、しっかりと準備をしてから独立を目指しましょう。

この記事が、Webデザイン未経験からフリーランスを目指す皆さまのお役に立てれば幸いです。皆さんの夢が実現することを心より願っております。また次回の記事でお会いしましょう!

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