
コーダー?エンジニア?ディレクターとか色々あってよくわからないなぁ。
ウェブ業界の職種ってたくさんあるけど、違いがわからない…と悩んでいませんか?
転職活動やキャリアチェンジを考えているとき、求人情報がわかりづらくて困ることありますよね。
ウェブ制作にはさまざまな専門職があり、それぞれがプロジェクトに不可欠な役割を担っています。
この記事では、初心者WebデザイナーさんやWeb業界未経験者の方に向けて、主要な職種の仕事内容と求められるスキル、適性を詳しくご紹介します。
転職活動の参考にぜひご活用ください。
WEB制作|主な8つの職種と役割
これから紹介する8つの職種と役割は、あくまで一般的なものです。
実際の制作会社の規模感やプロジェクトによって、変わります。
ディレクターがプロデューサーの仕事を兼ねたり、デザイナーやコーダーがディレクション業務を行ったり、デザイナーがイラストを描いたり、マーケティングをしたり、いろんな役割を幅広くこなすこともあります。
このように、同じ職種でも会社によって業務内容が変わることがあるので、自分の得意なことや興味を見つけながら柔軟にキャリアを考えてみてください。
1.WEBプロデューサー
WEBプロデューサーは、プロジェクト全体の企画や戦略立案を担当します。
クライアントの要望を基にウェブサイトやアプリの全体像を描き、ビジネス目標を達成するための計画を策定します。
見積もり、請求などのお金回りもプロデューサーが行うことが多いです。
チームをまとめるリーダーシップが求められ、クライアントや社内の各部門との調整も行います。
WEBプロデューサーに向いている人
戦略的思考が得意で、プロジェクトの全体像を把握しつつチームをリードできる人に向いています。
交渉力やプレゼンテーションスキルも重要です。
活かせる経験
営業職やプロジェクトマネジメントの経験がある方は、クライアントのニーズを的確に捉え、プロジェクトをスムーズに進行させる力が活かせます。
また、世の中の動向や政治、メディアの動きに敏感で、マーケティングの知識を持っている方にもおすすめの職種です。
2.WEBディレクター
WEBディレクターはプロデューサーが立てたプロジェクトの企画をもとに、具体的な計画を策定し、デザイナーやエンジニアなどのチームメンバーに指示を出してプロジェクトを進行させる役割を担います
進行管理やクオリティチェック、納期の調整が主な業務で、必要に応じて外部パートナーへの発注や構成を考えたりもします。
WEBディレクターに向いてる人
リーダーシップを発揮しつつ、細かい部分まで気を配れる人・俯瞰的な視点を持つ人に向いています。
また、複数のタスクを同時に進行する能力が求められます。
活かせる経験
WEBディレクターには、営業職で培った調整力やカスタマーサポートなどのコミュニケーションスキルが大いに役立ちます。
また、プロジェクト管理やチームリーダーとしての経験がある方も特に向いています。
3.WEBデザイナー
WEBデザイナーはウェブサイトやアプリのビジュアルデザインを担当します。
ユーザーが見やすく、使いやすいデザインを作り上げるのが主な仕事です。
具体的には、レイアウト、色彩、フォント、グラフィック要素などを考案し、PhotoshopやIllustratorなどのソフトで写真やイラストを編集、figmaやXDを使用してWEBデザインを作成します。
WEBデザイナーに向いている人
デザインセンスに自信があり、細部にこだわることができる人に向いています。
また、ビジュアルデザインだけでなく、ユーザー体験(UX)を意識した設計も求められるため、広い視野を持ってデザインに取り組める人が適しています。
活かせる経験
グラフィックデザインや広告デザインの経験があると、WEBデザインに応用できます。
また、アートディレクションの経験があれば、より広い視点でデザインに取り組めます。
4.UI/UXデザイナー
UI/UXデザイナーは、ユーザーインターフェース(UI)とユーザーエクスペリエンス(UX)の設計を担当します。



WEBデザイナーとUI/UXデザイナーの違いがイマイチわからないんだけど何が違うの…?



WEBデザイナーはウェブサイトの見た目をデザインするのに対して、UI/UXデザイナーは使いやすさやユーザーの満足度を向上させるためにデザインを工夫する人だよ~。
- UIデザイナーとは?
ユーザーがウェブサイトやアプリを操作する際のインターフェースを視覚的にデザインします。ナビゲーションやボタン、アイコンの配置など、使いやすさを追求したデザインが求められます。 - UXデザイナーとは?
ユーザーがウェブサイトやアプリを使う際の全体的な体験を設計します。ユーザーリサーチやプロトタイピング、ユーザビリティテストを行い、使いやすさや満足度を向上させるための設計を行います。
UI/UXデザイナーに向いている人
ユーザー視点に立って物事を考えられる人に向いています。UIデザイナーには視覚的なデザインセンスが必要で、UXデザイナーにはリサーチや分析のスキルが求められます。
活かせる経験
マーケティングやユーザー調査の経験がある人、またはデザインに関する知識を持つ人が適しています。特に、ユーザーの行動を理解し、それに基づいてデザインを改善できるスキルが役立ちます。
5.コーダー/フロントエンドエンジニア
コーダーやフロントエンドエンジニアは、WEBデザイナーが作成したデザインを基に、HTML、CSS、JavaScriptなどを使って実際にウェブページを作り上げます。
ユーザーが直接操作する部分を担当し、動きのあるインターフェースを構築することが主な業務です。
フロントエンドエンジニア向いている人
細かいコーディング作業が得意で、論理的な思考ができる人に向いています。
また、新しい技術に興味を持ち、積極的に学べる人が適しています。
活かせる経験
プログラミングの基礎知識がある人や独学でHTMLやCSSを学んだ人には、すぐに実践的なスキルを磨く機会があります。
また、グラフィックソフトに触れた経験があると、デザイナーとの連携がしやすくなります。
6.バックエンドエンジニア
バックエンドエンジニアは、ウェブサイトやアプリの裏側を支えるサーバーサイドの開発を担当します
データベースの管理やサーバーの設定、APIの開発などが主な業務です。
バックエンドエンジニアは、システムエンジニア(SE)の中でも特にサーバーサイドの開発に特化した役割です。
バックエンドエンジニアに向いている人
システムの構築やデータベース管理が好きな人に向いています。
また、問題解決能力が高く、複雑なロジックを組むのが得意な人が適しています。
活かせる経験
プログラミング経験やシステム開発の経験がある人は、バックエンド開発にスムーズに移行できるでしょう。
また、SQLやネットワークに関する知識があると役立ちます。
フロントエンドとバックエンドの違い
- フロントエンドエンジニア(コーダーとも呼ばれる)
ユーザーが直接触れる部分、「フロント」(前面)を担当します。ウェブサイトやアプリの見た目や操作感(UI/UX)をコーディングで実現します。
HTML、CSS、JavaScriptなどの技術を使って、デザインをウェブページとして形にします。 - バックエンドエンジニア
フロントエンドがユーザーに見える部分だとすると、バックエンドはその「裏側」(後ろ)に当たります。サーバー側で動くロジックやデータ処理、データベースの管理、APIの開発など、ユーザーが直接見ることはない、システムの根幹を支える部分を担当します。プログラミング言語としては、Python、Ruby、PHP、Javaなどが使用されます。
7.WEBアシスタント
WEBアシスタントは、ディレクターやデザイナー、エンジニアをサポートし、プロジェクトが円滑に進むように調整役を担います。
データ入力や資料作成、スケジュール管理などの業務が主な内容です。
WEBアシスタントに向いている人
サポート役に徹しながら、細かい作業を正確にこなすのが得意な人に向いています。コミュニケーション力や柔軟な対応力も重要です。
活かせる経験
事務職やアシスタント業務の経験があると、スムーズに業務に取り組めるでしょう。
スプレッドシートやExcelなどのオフィス系ソフトのスキルが必須です。Adobe系アプリを少しでも触れたことがある場合、有利になります。
8.WEBマーケター(SEOスペシャリスト含む)
マーケターは、ウェブサイトやアプリの集客やブランディング、ユーザーエンゲージメントを向上させるための戦略を立案・実行する役割です。
SEOスペシャリストは、特に検索エンジン最適化(SEO)に特化しており、ウェブサイトが検索結果で上位に表示されるようにすることを目指します。
これには、キーワードリサーチ、コンテンツ最適化、技術的SEO、リンク構築などが含まれます。
WEBマーケター向いている人
分析力があり、データをもとに戦略を立てることが得意な人に向いています。
SEOに特化する場合は、検索エンジンアルゴリズムへの理解や技術的な知識が求められます。
活かせる経験
マーケティングの基礎知識やウェブコンテンツの作成経験がある人には、すぐに役立つスキルが多いです。
特に、分析ツール(Google Analyticsなど)やコンテンツ管理システム(CMS)を使った経験があると、業務にすぐに応用できます。
その他の重要な役割
- コンテンツライター/コピーライター
ウェブサイトやアプリのコンテンツを作成し、ユーザーに伝えたいメッセージを明確かつ効果的に伝える役割です。 - カメラマン
ウェブサイトやアプリに使用する写真を撮影し、ビジュアルコンテンツを提供する役割です。プロジェクトのイメージを形成し、視覚的な魅力を高めるために重要です。 - イラストレーター
ウェブサイトやアプリで使用されるイラストやグラフィックを制作します。ビジュアルコンテンツのデザインや独自性を加える役割を担い、ユーザーの視覚的な体験を豊かにします。
まとめ
ウェブ制作には多くの職種があり、それぞれがプロジェクトの成功に欠かせない役割を担っています。
もし、ウェブ制作を一人で担う場合には、広範な知識やスキルが必要であることもご理解いただけたと思います。
この記事を通じて、自分の強みや興味に合った職種を見つける手助けになれたなら幸いです。
皆さんの毎日が笑顔で満ち溢れますように。また次の記事でお会いしましょう!
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