「Webデザイナーって実際どんなことするの？」私の在宅Webデザイナーとしての一日が気になる方へ。
この記事では、在宅Webデザイナーの主な業務内容と私自身の一日の流れを具体的に紹介していきます。
クリエイティブな日常がどのように流れていくのか、Webデザイナーの世界を覗いてみましょう！
- Webデザイナーが具体的にどんなことをしているのか仕事内容が知りたい
- Webデザイナーは実際なにをする仕事なのかイマイチわからない
- 在宅Webデザイナーのタイムスケジュールを知りたい
Webデザイナーってどんな仕事？実際どんなことしてるの？
Webデザイナーと聞いて「サイトのデザインをする人」と思うかもしれませんが、実はやることはけっこういろいろあります。
デザインのみではなく、企画や構成を考えたり、コードを書いたり、クライアントとやりとりをしたり。
会社によって働き方が違うので、ディレクター・デザイナー・コーダー・プログラマーと分けられているところもあれば、一人で全てやらなきゃいけないところもあります。
会社の規模や方針によって、任される内容も変わってきます。
私も、分業がしっかりしている制作会社と何でも一人で進めなきゃいけないベンチャー企業の両方を経験してきました。
今回は、その両方の視点からWebデザイナーの仕事についてお話ししていきます！
Webデザイナーの業務内容と業務範囲
ここでは、Webデザイナーの主な業務内容を紹介していきます。
1.サイトの構成や情報設計
- Webサイト全体の構成（サイトマップ）を作成し、ページごとのコンテンツ配置を考えます。
- ユーザーが必要な情報にたどり着きやすいように、ナビゲーションやページのリンクを設計します。
- 企画から入る場合には、企画書や提案書の作成を行います。
2.Webサイトのデザイン
- サイト全体のレイアウト、色、フォント、ボタンやリンクの配置をデザインします。
主に Adobe XD や Figma などのアプリを使用します。会社やクライアントによっては Adobe Photoshop や illustrator など使用している場合もあります。 - ユーザーがストレスなく使えるよう、ユーザーエクスペリエンス（UX）を考慮しながら設計します。
3.レスポンシブデザイン
- スマートフォンやタブレットでも見やすいように画面サイズに応じてデザインが自動調整されるように設計します。
4.バナーや素材の作成
- Webページに表示する広告用のバナーや、アイコン、ボタンなどのグラフィック素材の作成なども行います。
- 企業やブランドのイメージに合わせたデザインを意識して作成します。
5.写真や画像の加工
- Photoshop や Illustrator を使って、写真の加工や補正を行い、Webページに適した画像を作成します。
- 必要に応じて、写真の合成や背景の除去なども行います。被写体が人物の場合は肌をキレイにしたり、明るくするなどのレタッチ作業をします。無料素材の検索などの作業も含まれます。
6.HTMLやCSSを使ったコーディング
- 作成したデザインを実際のWebページに落とし込むために、 HTML と CSS のコードを記述していきます。
- JavaScript を使った動的な要素も加える作業もあります。
Webデザイナーは、見た目のデザインだけでなく、Webサイト全体の構成やユーザーが使いやすいサイト設計を考えることが一番大切な仕事です。
サイトの構成を考えたり、バナーや素材を作ったり、写真を加工したり、サイトの構築作業まで手がけることもあります。
これらの作業は、分業されている会社ではバックエンドエンジニアが担当することが多いですが、Webデザイナーも携わることがあるんです。
在宅Webデザイナーのとある一日｜タイムスケジュール
それでは、Webデザイナーの1日のタイムスケジュールをみていきましょう！
案件の内容や納期によって日々の業務内容は変わります。
お昼休憩に入る時間帯はその日クライアントとの打ち合わせがあれば済ませておいたり、自分の進めている作業がひと段落したタイミングで入ったりします。
タスクチェック、メールチェックと返信
SNS更新とブログ更新（ワードプレスを使用）、サイト改修作業（HTMLやCSSを使用）など
サイトデザイン（Adobe XDかfigmaを使用）、素材集め、必要があれば画像作成や書き出し作業（ Adobe Illustrator や Photoshop を使用）
社内MTG 情報共有（主に Teams、Slack、ChatWark を使用）
ほとんど家ご飯なのでお昼時間をめいいっぱい使えます。
ここで仮眠をとったりします。
クライアントとサイト制作についてヒヤリング、意見出しなどの打ち合わせ（主に Zoom や Google Meet を使用）
新規プロジェクトに必要な資料のまとめや他社調査など（ Power Point や Googleスプレッドシート を使用）
プロジェクト毎の構成検討、修正指示の確認、デザインカンプ制作と修正等
※出勤中、適宜メールチェックと社内での情報共有、不明点があればやりとりします。
スケジュール通りに進んでいるか進捗状況の確認。
案件毎のデータの整理（データバックアップやフォルダ分け）と翌日行うタスクを整理していきます。
さらに具体的にどんなことをしているのか、始業から終業までの業務内容を説明していきます！
朝のルーティン｜クリエイティブな頭を目覚めさせる
朝は Webデザイナー にとって大切な時間でもあります。
クリエイティブな頭をリフレッシュさせるために、ストレッチや軽い運動、コーヒータイムなど自分なりのリラックス方法を取り入れてから出勤します。
なにも考えない時間も作りたいので、出勤時間ギリギリまでニュースを観たり、自分のブログを更新することもあります。
星座占いで最下位だとテンションが下がります。
出勤直後はメールチェックや前日のプロジェクトの確認をしながら、一日のタスクを頭に入れていきます。
午前中の業務｜プロジェクトに集中
午前中は集中力が高い時間帯なので、新しいプロジェクトのデザイン作業に取り組むことが多いです。
ワイヤーフレーム（サイトの構成を簡単に示した設計図）を作成したり、クライアントからのフィードバックを基に XD や Figma でデザインを調整したりします。
チームミーティングは午前中に行われることも多く、コーダーやプロジェクトマネージャーとアイデアを共有し、どのように構築を進めていくかについて担当ごとの認識をすり合わせることがメインです。
最良の結果を目指して意見を出し合う時間です。
昼休憩｜リフレッシュタイム
デザイン業務に没頭すると時間を忘れてしまいがちですが、昼休憩はしっかりと取ることが大切です。
ランチを楽しんだり、テレビを観たり、ストレッチしたり、短い散歩をしたりしてリフレッシュします。
この時間に気分転換をすることで、午後の仕事にも集中しやすくなります。
休憩中には、インスピレーションを得るために、最新のデザイントレンドをチェックすることもありますし、在宅勤務のため休憩終了時間直前にアラームをかけて仮眠することもあります。
午後の業務｜細部にこだわる作業
デザインのブラッシュアップ
午後は、デザインの細かい部分にこだわる時間として、午前中に進めたデザインをさらにブラッシュアップします。
色やフォントの選定、画像の配置などを調整し、クライアントの要望に最適なデザインに仕上げます。
テキスト流し込み・AIツールの活用
テキストの流し込み作業は、午後に行うことが多いです。クライアントから原稿がもらえない場合は、AIツール（ChatGPT）を活用して、コピーや仮テキストを作成してもらっています。
私はコピーライターではないため、もしAIがなかったら、無駄に時間を使っていたと思います。AIが身近になり、本当に助かっています。
別案件の作業と調査
作業の合間に、別案件のコーディングや他社のデザイン調査を行っています。効率的に進めるために、時間をうまく分けて作業しています。
クライアントとのコミュニケーション
午後は、クライアントとの打ち合わせや進捗報告のチャットなど、コミュニケーション関連の業務も多く行います。
夕方の業務｜一日の振り返りと翌日の準備
一日の振り返り
夕方は、一日の業務を振り返る時間にしてます。この時間に進捗状況の確認や業務報告のまとめを行います。
翌日のタスク整理
翌日のタスクも同時に整理し、クライアントからのフィードバックがあれば必要な修正箇所をリストアップしておきます。
付箋アプリで優先順位付け
私の場合、付箋アプリを使って優先順位を整理して、どんな作業中でも視覚的に確認できるようデスクトップにおいています。
タスク例
具体的なタスク例として、以下のように整理しています。
- A案件
本日中サイト改修（フォーム修正とバナー差し替え） - B案件
明日までに見積もり提出 - C案件
6/16までデザインカンプ作成 - D案件
6/20まで構成検討、コンテンツ出し、提案資料作成 - E案件
6/2問い合わせあり。アクセス異常原因調査※時間あるときでOK！
業務の締めくくりとバックアップ
終業前には、案件ごとのデザインファイルやデータを整理し、重要なデータはバックアップします。
バックアップはGoogleドライブまたは会社専用のドライブに保存し、重要度が低い一時的なデータはローカルに保存します。
webデザイナーに興味を持った方はぜひ職業訓練校などをフル活用してみてください！
まとめ
朝のリフレッシュから始まり、午前中は集中力を活かしてメインの作業に取り組みます。
クリエイティブな仕事だからこそ、時にはトラブルが起こったり、急な案件が入ってきたりすることもよくあります。
計画通りにいかないため、日々もどかしさと闘うことになりますが、それでも毎日違うチャレンジができるのは、この仕事の大きな魅力だと思います。
さまざまなプロジェクトを通して、いろんな分野の知識が身につきますし、突発的な状況への対応力や危機管理能力も自然と鍛えられていきます。
Webデザイナーとして、自分のクリエイティブなアイデアを形にしていくことができるのが、この仕事の一番の楽しさだと感じています。
Webデザイナーと言っても、実際には多様なスキルが求められ、毎日異なる業務に携わるため、同じことの繰り返しということは絶対にありません。
そんなクリエイティブな世界で、みなさんもぜひご活躍されることを願っています。
それでは、またお会いしましょう！
コメント