ワードプレスでいいねがつけられるプラグイン「WP ULike」をインストールして設定変更をしようとしたところ、エラーメッセージが表示されて、画面が白く半透明のフリーズ状態になりました。
こちらの解決方法としては、WAF設定でした。
この記事では、「WP ULike」でエラーが表示されたときの動作と状況、WAF設定の解除方法など備忘録として残します。
もし、私と同じようなエラーが出た場合はこの方法を試してみてください。
WP ULike 設定変更時に表示されたエラー内容
ワードプレスのいいね機能をつける「WP ULike」プラグインをインストール後、設定変更しようとしたところ、エラーが表示されてフリーズしました。
以下、エラー内容です。
function(){return o&&u(n,o),(s.migrateIsPatchEnabled(n)?r:a||s.noop).apply(this,arguments)}

WP ULike 設定変更時に表示されたエラー内容を要約
このエラーは、どんな内容なのか調べてみました。
- 1.
o
とu(n, o)
を使って何かの条件を確認 -
o
が存在し、かつu(n, o)
が何かの処理を行う。o
やu
が未定義だとエラーになる。
- 2.
s.migrateIsPatchEnabled(n)
を使って処理を分岐: -
s.migrateIsPatchEnabled(n)
がtrue
の場合 →r
を呼ぶ。- そうでない場合 →
a
を使う。
- 3.適切な関数を呼び出そうとしている:
-
最終的に
apply(this, arguments)
で、どれかの関数(r
やa
など)を呼び出そうとしたとき、存在しないとエラーになる。
エラー内容が専門的すぎるので、簡単に要約すると、
プラグインの設定変更に必要なデータを取りにいこうとしたが、そのデータが存在しないもしくは受け取れないという内容です。
WP ULike エラー時の状況と動作
このポップアップのエラーが出たとき、「OK」ボタンを押すと「WP ULike」プラグインの設定画面は画面が半透明のフリーズ状態になります。
ワードプレスの管理画面サイドバーは生きているようで、投稿やカスタマイズ、他のプラグインも今回エラーが出た「WP ULike」プラグインも触れる状態です。
再度「WP ULike」をクリックした後、設定変更を試みましたが、同じエラーが何度も繰り返し表示されます。
WP ULike エラー時の私の環境
エラー時の私の環境を備忘録として置いておきます。
SWELLテーマ | 2.13.0 |
ワードプレスバージョン | 6.7.1 |
PHPバージョン | 8.2.27 |
ロリポップサーバー | litespeed |
WP ULike エラー原因はWAF設定
このエラー表示は初めてみたのですが、WAF関連が怪しいので、サーバーでWAF設定をオフにしてみたところ解決しました。
WAF(ワフ)とは?
WAF(ウェブアプリケーションファイアウォール)は、ウェブサイトを守るためのセキュリティ対策です。
たとえば、データを盗むような攻撃や悪意あるプログラムを使ってサイトを壊す行為を検知して防ぎます。
サーバー側に設定することで、訪問者のデータや操作が安全かをチェックし、危険な動きをブロックしてくれます。
WAFを無効化する方法
当サイトはロリポップサーバーを利用しているので、ロリポップサーバーでのWAF解除方法を説明していきます。
他各サーバーのWAF設定があるので、もし私と同じようなエラーが表示された方はWAF設定を一時的にオフにしてみてください。
代表的なサーバーのWAF設定
以下、代表的な各サーバーのWAF設定をまとめました。
エックスサーバー のWAF設定は以下です
さくらサーバー のWAF設定は以下です
Conoha WING のWAF設定は以下です
ロリポップサーバーのWAF設定
管理画面メニュー>セキュリティ>WAF設定

ドメインいくつか持っている方は、エラーが出たドメインで絞り込みを行います。
www.もあるので、全てを表示させたら「
無効にする」をクリックします。
以下の表示になっていれば、WAFが「無効化」されています。

設定後すぐに反映されないので少し待ちましょう。
変更直後に解消される場合もありますが、サーバーや環境によって1時間、半日かかる場合もあります。
おおよそ5~10分程度で反映されます。
すぐ反映されなくても、翌日に試してみるなどWAF設定をオフにした状態で気長に待ってみてください。
それでも解決しない場合は?デバックモードを有効化してみる
それでもエラーが解消されない場合は、
デバッグモードを有効化してみましょう。
WordPressのwp-config.php
に以下のコードを追加して、「エラーログを有効化」します。
<copy>define( 'WP_DEBUG', true );<br>define( 'WP_DEBUG_LOG', true );</copy>
wp-content/debug.log
にエラーログが記録されるので、エラーの原因を特定できます。
まとめ
ワードプレスの管理画面からPHP編集したりするときにも邪魔してくれるWAFさん。
もちろんサイトを守るために日々頑張ってくれているのですが、ときには面倒だなと思う時もあります。
まずエラーが出た時はWAF設定を疑ってみてください。
それでも解決しない場合は、デバッグモードにして問題の箇所を特定して適切な方法を取りましょう!
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