Webサイトを見ているとき画像から文字を抽出したいことありませんか?
本記事では、画像からワンアクションのみで簡単にテキスト抽出できるPowerToys(パワートイ)のダウンロード方法から使い方までをご紹介していきます。
今回紹介する「PowerToys(パワートイ)」はMicrosoft社が無料提供しているWindows専用拡張ツールになります。
ちなみに、今まで「パワートイズ」だと思っていましたが、「パワートイ」らしいです。
また、テキスト抽出時、精度重視をする方へ向けて、Googleドキュメントで画像から文字を抽出する方法も紹介していきます。
Webサイトや画像からテキストを簡単に抽出できるOCR機能
例えば、PDFファイルに制限がかかっていて文字列が選択できず、テキストがコピー出来ないことあります。
調べて出てくる方法としては、OCRソフトを使用した以下のような手順となりますが、アクションが多くあり、私にとってはかなりストレスがかかります。

そもそもOCRってなに?



OCRは画像内の文字を読み取って、デジタルテキストに変換する技術だよ~
「今このテキストを調べたい」、「この画像のテキスト部分だけ使いたい」と思うことがよくあります。
そんな時、できるだけアクションは減らしたい!と調べて、たどり着いたのが今回ご紹介するPowerToys(パワートイ)です。
ほんの数アクションの違いですが、効率化を重視する方や業務をもっとスムーズに進めたい方、この気持ちに「共感できるわ~」と思う方は、「PowerToys」は早くてオススメなので、ぜひ使ってみて欲しいです!
PowerToys(パワートイ)とは?精度とメリット
Microsoft社が無料提供している【Windows専用】の画像からテキストをワンアクション(ショートカットキー)で簡単に抽出できる便利ツールです。
PowerToysの精度は?
PowerToysのOCR機能は、基本的なテキスト抽出には優れています。
特に整ったフォーマットのドキュメントや画像(例:スキャンされた文書、印刷物など)に対しては比較的高い精度で抽出が出来ます。
手書きの文字や画像の品質が低い場合には、精度が落ちることがあります。
PowerToysの長所
- Windowsに統合されていて、手軽にすぐに使用できる。
- テキスト抽出速度がめちゃくちゃ速い。
PowerToysの短所
- 複雑なレイアウトや手書きの文字に対しては精度が低い。
- 言語サポートが限られていることがある。
PowerToys(パワートイ)ダウンロードとインストール手順
ここでは、PowerToys(パワートイ)のダウンロード方法を説明していきます。
PowerToys(パワートイ)は、いくつかのダウンロード方法があるのですが今回は代表的な2種類のダウンロード方法を紹介します。
どちらかインストールしやすい方法を選択してください。
1.Microsoft Storeから「PowerToys」をインストールする方法
Microsoft Store の PowerToys ページにアクセスします。
「Install(インストール)」ボタンを押してインストールしていきます。
こちらが、一番簡単なインストール方法です。


2.GitHubから「PowerToys」をインストールする方法
GitHubから「PowerToys」をインストールする方法は以下の手順になります。
Filename(ファイル名)
「PowerToysSetup-0.##.#-x64.exe」 または 「PowerToysSetup-0.##.#-arm64.exe」
を選択し、ダウンロードします。
※私はインテルまたはAMDのプロセッサ(CPU)に該当するので、「PowerToysSetup-0.##.#-x64.exe」をダウンロードしました。一般的なWindows PCなら、こちらで大丈夫です。
お使いのWindowsPCのシステムのデバイス仕様・バージョン情報>プロセッサやシステムの種類で調べられます。


ダウンロードが完了したら、実行可能ファイルを開き、「I agree to the license terms and conditions」(ライセンス契約の条件に同意します。)にチェックを入れてからインストールボタンを押してください。


PowerToysの使い方
ここでは、PowerToysインストール後、テキスト抽出する方法について説明していきます。
インストールが完了したら、テキスト抽出をしたい画面で[Windows]+[Shift]+[T]キーを同時に押します。
※[Windows]+[Shift]+[S](スクリーンショット)と同じように、モニター画面が少し暗くなる状態になればOKです。


左クリックを押しながら、ドラックして選択範囲を指定します。
テキスト範囲を選択後は、既にテキスト抽出とコピーがされている状態です。
テキストエディタなど任意の場所に[Ctrl]+[V]で貼り付けましょう。
読み取り精度が100%というわけではないため、テキストに余分なスペースが入ったり、アルファベットの「O」(オー)▶︎数字の「0」(ゼロ)に誤認されてしまったりする場合があります。


【精度重視】Googleドキュメントで画像から文字を抽出する方法
ここでは、Googleドキュメントを使用したOCR機能をご紹介します。
こちらは、PowerToysよりもアクションが多くなり、処理に時間がかかる場合もあります。
しかし、スキャンされたPDFや画像からのテキスト抽出に特に強く、手書きや複数言語に対しても精度が高いです。
Macユーザーでも勿論使えますが、Macの場合はダウンロードした画像やキャプチャから簡単にテキスト選択でコピーできるのでこの操作が不要です。
精度重視する場合には、こちらの方法もお試しください。
普段使っているGoogleアカウントにアクセスして、Googleドライブを選択します。


テキスト抽出したい画像をドライブにアップロードします。
アップロードしたファイルの上で、右クリックまたは右上の3点マークをクリックします。
「アプリで開く」→「Googleドキュメント」を選択


少し待つと、画像の文字がテキストに変換されます。
Windows11からは、Windowsに搭載されている「Snipping Tool」でも簡単にテキスト抽出ができるようになりました!以下の記事で紹介してますので、Windowsユーザーさんはぜひチェックしてみてください。


まとめ
いかがでしたでしょうか。
私は、やはりアクションが少ない方が良いので、基本的には「PowerToys」を使用してテキスト抽出しています。
そこまで精度重視でテキスト抽出する作業はなく、「PowerToys」で事足りているので、Googleドキュメントを使う場面はほとんどありません。
ただ、精度面ではGoogleドキュメントに軍配が上がりますので、複雑な文書や抽出用途によって使い分けしても良いかと思います。
また、アクションも少なく正確性も補えるよ!というテキスト抽出ツールがありましたら、是非コメントなどで教えもらえたら嬉しいです!
今後も現場で使える便利ツール、生産性向上ツールを紹介していきます。
また次の記事でお会いしましょう!
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