FTPから「.htaccess」ファイルをダウンロードしたのに、Macのデスクトップやフォルダに見当たらず困ったことはありませんか?
Macでは隠しファイルがデフォルトで非表示になっているため、見えないことがよくあります。
この記事では、初心者でも簡単にできる隠しファイルの表示方法と、実際にそのファイルが存在するかを確認する手順をわかりやすく解説します。
1. 隠しファイルとは?
Macにはシステムの安全や操作ミスを防ぐために、ファイルやフォルダを隠す仕組みがあります。
そのため、通常のFinderでは「.htaccess」などドット(.)で始まる隠しファイルは表示されません。
FTPでファイルをダウンロードしても見えない場合は、この隠しファイルが原因の可能性が高いです。
2. FTPから「.htaccess」を落としたのに見えない!
FTPで作業していた際、「.htaccess」ファイルをダウンロードしたはずなのに、デスクトップを何度更新しても見つかりませんでした。
最初はダウンロードに失敗したかと思いましたが、実際には隠しファイルとして非表示になっていただけでした。
そこで隠しファイルの表示方法を調べて試したところ、簡単にファイルを表示させることができました。
3. 隠しファイルを表示するショートカットキー
Macで隠しファイルを一時的に表示したい場合は、Finderで以下のショートカットを使うのが手軽です。
Command(⌘) + Shift + .(ドット)
このショートカットを押すと、隠しファイルが表示されます。再度押すと非表示に戻ります。
4. 常に隠しファイルを表示させる方法
毎回ショートカットを押すのが面倒な場合や、なんらかの原因で隠しファイルが表示されなくなった場合は、ターミナルで設定を変更して常に隠しファイルを表示させることも可能です。
隠しファイルを常時表示させる手順
1.「アプリケーション」>「ユーティリティ」から「ターミナル」を開く。
または、
キーボードで Command + Space
を押して「Spotlight検索」を開く
「ターミナル」と入力して、Enterで起動します。

2.以下のコマンドを入力し、Enterキーを押す。
defaults write com.apple.finder AppleShowAllFiles TRUE
3.Finderを再起動して設定を反映させるため、以下のコマンドを入力。
killall Finder
これで隠しファイルが常に表示されるようになります。
非表示に戻したい場合は、2.のコマンド内「TRUE」を「FALSE」に変更して同様に操作してください。
5. 隠しファイルが実際に存在するか確認する方法
ファイルが本当に存在するかどうかは、ターミナルを使って確認できます。
隠しファイルを確認する手順
1.「アプリケーション」>「ユーティリティ」から「ターミナル」を開く。
または、
キーボードで Command + Space
を押して「Spotlight検索」を開く
「ターミナル」と入力して、Enterで起動します。

2.以下のコマンドを入力し、Enterキーを押す。
ls -a ~/Desktop

3.アクセス権限求められた場合、「許可」をクリック。

4.隠しファイルを含む全てのファイルを一覧表示されます。
この一覧に「.htaccess」があれば、ファイルは存在しています。
まとめ
- Macではドット(.)で始まるファイルは隠しファイルとして非表示になる
- Command + Shift + . のショートカットで隠しファイルを一時的に表示可能
- ターミナルのコマンドで常に隠しファイルを表示させる設定もできる
ls -a
コマンドで隠しファイルの存在を確認できる- FTPでファイルが見えない場合は、隠しファイルの表示設定を見直してみよう
初心者の方でも簡単にできる方法なので、ぜひ活用してみてください。
コメント