Macデビューを考えているデザイナーさんへ!
WindowsからMacに移行しようと考えているけれど、どのモデルを選べば良いのか分からず迷っていませんか?
特にMacBook Air M2やM3チップ搭載モデルは、性能もバッチリでWebデザインにも最適です。
ですが、MacBook Airは購入後にスペックを拡張するのが難しいので、最初から自分に合ったモデルを選ぶことが大切です。
この記事では、10年以上WindowsユーザーだったWebデザイナーの私がMacBook Airを初めて選んだ際のポイントを解説していきます!
モデル別の特徴についても詳しく触れていますので、これからMacデビューする方のヒントになれば幸いです。
日常の作業環境をチェック
まずは自分の作業環境をチェックしよう!
どんなアプリを使うかで必要なスペックが変わリます。
デザイナーさんそれぞれで、よく使うアプリや作業内容は違いますよね。なので、まずは普段自分がどんなアプリを使っているかRAM消費量目安を確認しましょう!
例えば、私の場合は以下のような感じです。
常に開いているアプリとRAM消費の目安
- Adobe IllustratorとXD
- Illustrator: 1〜2GB(デザインファイルのサイズや複雑さに依存)
- XD: 500MB〜1GB(開いているプロジェクト数に依存)
- Google Chrome(タブ大量!)
- 1つのタブで約50〜200MB消費(拡張機能が多い場合さらに増加)
- 例: タブが20個 → 約1〜3GB以上(状況による)
- WordPress管理画面
- 約300〜500MB(プラグインやテーマの種類、表示するデータ量で変動)
- Slack
- 約500MB〜1GB(チャットの履歴や頻繁な通知に依存)
- Teams
- 約500MB〜1.5GB(ビデオ会議中や共有ファイルで増加)
- Excel
- 300MB〜800MB(開くファイルのサイズが大きいと1GB超えることも)
- FTPクライアント
- 100MB〜200MB(ほとんどのFTPクライアントは軽量)
- LINEアプリ
- 約100〜300MB(スタンプやメッセージ履歴による)
たまに開くアプリとRAM消費の目安
- Photoshop(画像編集)
- 基本消費量: 1〜2GB
- 大きな画像編集やレイヤーが多い場合: 2〜4GB以上
- Premiere Pro(動画編集)
- 基本消費量: 2〜4GB
- 高解像度動画(4Kや多数のエフェクト)を扱う場合: 8GB以上
全体的なRAM消費量の見積もり
- 常時起動アプリの合計目安: 約5〜10GB
(Google Chromeのタブ数が多い場合、さらに増加) - PhotoshopやPremiere Proを開いた場合: +2〜8GB以上
(特にPremiere Proは負荷が高い)
上記アプリを全て開くと、RAMが16GB以上は必要なケースが多いです。32GBのRAMがあれば安心して作業できます。
M系チップ搭載Macの選び方|M1、M2、M3
M系(M1、M2、M3) Macを選ぶならスペックにこだわるべし!
MacはM1、M2、M3チップ搭載のMacにはカスタマイズに制約がありメモリやSSDの増設が自身で行えず、後からメモリやストレージを増やすことができません。
そのため、「これで足りるかも?」じゃなく、「これなら安心!」と思えるスペックを選ぶのがポイントです。
メモリ(RAM)
• デザイン系なら16GBは最低ライン。
•動画編集や高負荷作業をするなら、24GB以上がおすすめ!
ストレージ(SSD)
• 大量の画像や動画を扱う場合は、512GB以上が必須。
• 長く使うなら、1TBあると安心!
モニターサイズはどう選ぶ?
作業の快適さと持ち運びやすさを両立しよう
デザイン作業では、画面の広さが作業効率に大きく影響します。そこで、ノート型Macを選ぶ際に意識したいのがモニターサイズです。
デザイナーさんにおすすめのモニターサイズ
• 13~14インチ:軽くて持ち運び重視の方に。ただし、画面が狭いと感じることも。
• 15~16インチ:広めの画面で作業効率を重視しつつ、携帯性のバランスも良い。
• 27インチ以上(外部ディスプレイ):画面を広く使いたい場合は、外部ディスプレイとの併用がおすすめ。
私の場合、15インチを選択!
ノート型でもストレスなく作業できるように15インチを選びました。持ち運びやすさと作業のしやすさのバランスが取れていて、どこでも作業できるのが魅力です。
M系チップで作業効率が大幅アップ!その魅力とは?
M系チップは高性能!デザイン作業に申し分なし!
私は、MacBook Air M2を購入しました。
M系チップ搭載モデルは、処理速度が速く、複数のアプリを同時に開いてもストレスがほとんどありません。その中でも特に魅力的だと感じたポイントをお伝えします。
1. サクサク動くスムーズな操作性
IllustratorやXD、Chrome(タブを多く開いた状態でも!)といったデザイン作業に欠かせないアプリが快適に動作します。
さらに、動画編集用のPremiere Proを使う時でもパフォーマンスに不満はありませんでした。
2. 作業領域が広がり、効率UP
M2以降のモデルではモニターのベゼル(枠)が細くなったことで、表示される作業スペースが広がりました。
特にデザイン作業では、このちょっとした広さの違いが快適さに直結します。
3. 長時間作業も安心のバッテリー性能
M系チップの省電力設計により、外出先でも長時間作業が可能です。
バッテリー性能はM1、M2、M3で大きく変化はでないので、どのチップでも十分満足できるレベルです。
4. 静音で熱くなりにくい冷却性能
ファンレス設計のAirシリーズでも、本体が熱くなりにくく、静音性も高いのが嬉しいポイントです。
静かな環境で集中して作業ができるのは、特にクリエイターにはありがたいですね。
5. M1から進化したパフォーマンス
動画レンダリング時間やAIノイズ処理速度は、M1からM2、さらにM3へと進むにつれて短縮されています。最新のチップほど作業時間を効率化できるのが魅力です。
6. 高画質ディスプレイで細部まで美しく
もともとM系チップ搭載モデルはディスプレイの画質が優れています。
M1からM3に進化する中で、わずかな改善はあるものの、どのモデルでも十分に美しい映像を楽しめます。
M系チップ搭載モデルおすすめできない点|注意が必要なMacの特徴
Macはデザイナーにとって魅力的な選択肢ですが、購入前に知っておきたい「注意点」もあります。
後悔のないMacデビューするためにぜひ事前にチェックしてください。
1. 拡張性の低さ
Macは後からメモリやストレージを増設できません。購入時に選んだスペックがそのまま使い続ける仕様になります。
そのため、以下をしっかり検討してください。
- メモリは最低 16GB、可能なら 24GB以上 を選ぶ。
- ストレージは画像や動画を扱うなら最低 512GB、可能なら 1TB以上 を検討。
2. 金額が高い
Macは性能に見合った価格ですが、やはり高価です。特に、M3チップ搭載モデルや最新モデルは以下のような特徴があり、コストパフォーマンスの見極めが重要です。
- M3はM1と比べて動画レンダリング速度やAIノイズ処理速度など性能が大幅に向上しています
- ただし、Webデザインや一般作業にはM2で十分なケースも多いため、作業内容に応じて判断を。
価格差が大きい場合、M2のカスタマイズモデルを選ぶ方がコスパが良いこともあります。
3. MacBook Proも視野に入るべき
MacBook Airは、軽量で携帯性に優れている一方、拡張性やポートの種類では制限があります。
また、MacBook Proと比べて価格が手頃ですが、カスタマイズを重ねると意外と費用がかさむ点にも注意が必要です。
以下の作業を頻繁にする方は、MacBook Pro も検討してください。
- 動画編集や3Dデザインなど高負荷の作業。
- 外部ディスプレイや周辺機器を頻繁に使う場合。
MacBook Proの主な利点
- 内蔵SDカードスロット搭載。
- ポートが豊富。
- 冷却ファンがあるため、熱負荷の高い作業に向いている。
4. ポートの少なさ
MacBook Airは、ポート数が少ないため拡張性が課題です。
- USB-Cポートが左側のみ2つ。右側にもポートが欲しいと感じる場面が多い。
- ヘッドホンジャックがあるものの、周辺機器を多用する方には USBハブ や ドッキングステーション が必須。
MacBook Proではポートは充実しているため、用途によってはプロモデルの選択が賢明です。
M系チップ搭載Macの選び方|M1、M2、M3
Webデザイン中心の作業なら、M1・M2チップでも高性能でデザイン作業に申し分なし!
M1、M2をおすすめする人
- 軽作業(Webデザインや画像編集中心)。
- 高負荷作業をあまり行わない方や予算を抑えたい場合。
M3や最新モデルをおすすめする人
- 動画編集やAI処理 を頻繁に行う。
- 長期間使用し続ける予定で、最新性能を求める。
周辺機器も忘れずに!
Macデビューを完璧にするための小物たち
高価な買い物になるので、出来るだけ長く使いたいですよね。
Macを購入したら、すぐに快適に作業を始められるよう周辺機器を揃えておきましょう。
• 保護ケースやキーボードフィルム
ホコリや傷から守り、長く使うために必須!キーボードフィルムはタイピングしやすさを考慮するなら0.5mm以下の薄型フィルムを選ぶ!
• 外付けストレージ
SSDの容量が不安な場合はクラウドや外付けで補完。
• USBハブやドッキングステーション
MacBook Airはポートが少ないので、多用途に使えるアイテムがあると便利です。
まとめ
軽量でコスパを重視するなら、M2カスタマイズモデルを。
拡張性や高負荷作業を求めるなら、MacBook ProやM3や最新チップ搭載モデルを検討。
MacBookは、デザイナーさんの強い味方です!
ただし、MacBook Airは購入後のスペック変更が難しいので、最初に自分の作業スタイルに合ったモデルを選ぶことが重要です。普段使うアプリをリストアップして、必要なメモリやストレージをしっかり見極めましょう。
また、Macを購入する際は周辺機器も一緒に揃えると、作業効率がアップします。ぜひこの記事を参考に、後悔のないMacデビューをしてくださいね!
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