「KVとFVって同じものじゃないの?」「KVとMVの使い分けがよくわからない…」
Web制作の初心者さんが抱きがちな、これらの疑問にお答えします。
この記事では、ブランドサイトを参考にしながら、キービジュアル(KV)・メインビジュアル(MV)、そしてファーストビュー(FV)の3つの違いをわかりやすく解説します。
- Webサイト制作を始めたばかりで用語が混乱している人
- 人によってKV・MVの捉え方が違うように思うが、実際のところどうなのか知りたい人
- KVやMV、FVの違いを整理したい人
- ブランドサイトを参考にデザインを考えたい人
- 初めてのLPやホームページ制作で「どこに何を置くか」迷っている人
はじめに|公式な定義は存在しない
実は、キービジュアル(KV)やメインビジュアル(MV)に「これが正解!」という
公式な定義は存在しません。
広告・印刷・Web…それぞれの業界で独自に使われてきた言葉が混ざり合っていて、人や会社ごとに解釈が違うのが現状です。
この記事では、特に初心者さんが混乱しないように「KV=ブランド要素」「MV=特定ページやキャンペーン要素」という分け方で解説していきます。
デザイナーの間では以下のような整理で使われることが多いです。
- FV(First View)
-
サイトを開いたとき最初に見える範囲
- KV(Key Visual)
-
ブランド全体を象徴するビジュアル(長期的・汎用的)
- MV(Main Visual)
-
ページやキャンペーンの主役ビジュアル(短期的・個別的)
KV(キービジュアル)とMV(メインビジュアル)の違い
よく混同されるKVとMVですが、それぞれ役割はこんなふうに整理できます。
| 項目 | KV(キービジュアル) | MV(メインビジュアル) |
| 起源・分野 | 広告・ブランディング | Web制作 |
| 役割 | ブランドの世界観やアイデンティティを表現 | 特定の商品やサービス、キャンペーンの情報を伝える |
| 特徴 | 変わらないブランドの「顔」 | ページや時期に応じて変わる「主役」 |
| 具体例 | 企業ロゴ、ブランドカラー、代表的な商品イメージなど | 新製品の告知、期間限定セール、イベント告知など |
イメージとしては、
KV=ブランドを長く象徴するもの。
MV=その時の主役を伝えるもの。
1.キービジュアル(KV)とは?
キービジュアル=KV はサイトや広告の「顔」です。
サイトや広告のトップに置かれることが多く、ひと目見ただけで「このブランドだ!」と印象づけます。
- ブランドや商品の特徴を直感的に伝える
- 記憶に残るデザインで印象を強める
- Webだけでなく、ポスターやCMなど幅広い媒体で使われる
- 具体例:Apple公式サイト
-
Apple公式サイト のトップページのアップルマークのロゴは、Appleらしさを象徴するキービジュアル(KV)になっています。


KV = Key Visual:「Key」という言葉の通り、ブランドの核となるイメージ。
広告キャンペーン全体を象徴するビジュアルとして、WebサイトだけでなくポスターやテレビCMなど様々な媒体で使われることが多いです。


2.メインビジュアル(MV)とは?
メインビジュアル=MV とは、キャンペーンやプロジェクトの中心的な視覚要素であり、一般的に最も目立つ画像やグラフィックを指します。
- 訪問者に内容をわかりやすく伝える
- サイト全体の雰囲気を決める
- 具体例:コクヨ株式会社公式商品情報サイト
-
コクヨ株式会社公式商品情報サイト のメインビジュアル(MV)では、新製品が大きく配置され、訪問者に直感的に「今の主役商品」を伝えています。
キャンペーンや商品情報を強調する典型的なMVの例といえます。


MV = Main Visual:「Main」という言葉の通り、そのWebページで一番伝えたい情報を表示する中心的なビジュアル。特にWebサイトのトップページやLPの最初に置かれる、そのページの「主役」となる画像やグラフィックを指します。


3.ファーストビュー(FV)とは?
ファーストビュー=FV(First View) とは、
Webサイトを開いたときに、スクロールせず最初に見える画面の範囲のことを指します。


ファーストビューという言葉は、新聞のレイアウト用語「Above the fold(折り目より上)」が語源になっています。
新聞は折りたたんで売られるので、折り目より上にある記事や写真が最初に目に入ります。Webサイトでも同じように、「最初に見える部分」がユーザーの第一印象を大きく左右するため、この範囲を「ファーストビュー」と呼ぶようになりました。
ここでひとつ整理しておきたいのが、「公式な定義があるかどうか」という話。
KVやMVには明確な公式定義は存在しないのですが、
FVだけは“画面の最初に見える範囲”という意味で 共通認識があります。
このFVの中に、サイトの目的やブランドに合わせてキービジュアルやメインビジュアルが配置されることがほとんどです。
- キービジアル(KV)を配置して印象を与える
- スクロールせずに内容を伝える
- ナビゲーションメニューを配置:他ページへの導線
- CTAボタン配置:ユーザーに行動を促す
- 具体例:Amazon公式サイト
-
Amazonトップページ のファーストビュー(FV)では
セール情報が大きく表示され、アクセス直後に興味を引きます。



4. KV・MV・FVを活かすデザインのコツ
それぞれの役割を理解すれば、目的に合わせたデザインがしやすくなります。
- KVは「ブランドの印象」を伝える:
色や形、キャッチコピーでブランドらしさを表現しましょう。 - MVは「ユーザーにしてほしい行動」を促す:
文字やボタン、補足画像で、新製品の購入やキャンペーンへの参加を促しましょう。 - FVは「サイトの目的」に合わせる:
FVに何を配置するかで、サイトの目的は大きく変わります。
ブランドを伝えたいならKVを、期間限定の情報を伝えたいならMVを、ユーザーに行動してほしいならCTAボタンを、一番目立つ場所に配置しましょう。
- 具体例:スターバックス公式サイト
-
スターバックス公式サイト では
FV(ファーストビュー)に季節限定商品情報とオンライン注文リンクが配置され、訪問者がすぐ行動できる設計になっています。



まとめ
- KV:ブランドの「顔」
- MV:ページやキャンペーンの「主役」
- FV:最初に見える「舞台」
最初はややこしく感じるかもしれませんが、「これはブランドを表してるのかな?」「それともキャンペーンを目立たせたいのかな?」と考えながら見てみると、少しずつ違いがわかってきます。
実際のところ、KVとMVは明確に線引きできないことも多く、同じビジュアルを「KV」と呼ぶ人もいれば「MV」と呼ぶ人もいます。そのため、現場では意味をそろえて認識しておきましょう!
迷ったら「広い意味でのメインビジュアル(MV)」
として考えておくと、誤解が少なくて使いやすいかと思います。
難しく考えすぎず、まずは身近なサイトを眺めて「これってどっちだろう?」と楽しんでみてくださいね。それではまた!

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