フリーランスになったばかりで初めて確定申告(白色または青色)する方へ。
経費仕訳は青色申告でも白色申告でも重要なポイントです!
でも、どの費用をどの科目に仕訳すべきか迷いますよね。フリーランスになりたてだと、会計士さんを雇うまでもなく、誰に相談したら良いかもわからない。
自分自身で申告行う際は、間違った仕訳が税務調査のリスクを高めることもあるので、細分化して正確に仕訳することがとっても大切です。
この記事では、私が実際に行っている仕訳例を公開し、経費処理をスムーズに行うためのポイントを解説します。
はじめに:青色申告で押さえておきたい経費仕訳の基本
フリーランスとして活動を始めると、経費の仕訳に悩むことが多くなると思います。
特に、初めて確定申告を行う方にとっては、どの経費をどの科目に分類したら良いのか、税務調査のリスクをどう避けるかが大きな課題です。
青色申告だけでなく、白色申告も同様に経費を適切に計上することがカギとなります。
私自身もフリーランスとして活動しており、「これってどの仕訳になるの?」と多くの試行錯誤を重ねてきました。
そこで、今回は私が行っている経費仕訳の具体例を紹介し、経費処理のコツを共有していきたいと思います。
「雑費」に頼らない!経費仕訳の細分化で税務リスクを軽減
フリーランスの経費仕訳で、よく聞くのが「雑費」として経費を一括りにしてしまうケースです。
「雑費」として計上してしまうと、税務調査の際に不明瞭な点が多くなり、リスクが高まります。
そのため、経費は細分化し、リスクを軽減することが大切!
経費の内訳を明確にし、正確な申告を心掛けて仕訳をしています。
一例にはなりますが、以下のような仕訳を行っています。
- アイクラウド利用料(会計ソフトなど):通信費
クラウドサービスの利用料は、通信関連の経費として「通信費」に仕訳します。 - 携帯代・光ネット回線:通信費
携帯電話やインターネット回線の料金も、業務で使用している部分を「通信費」として計上します。 - 電気代:水道光熱費
自宅の一部を事務所として利用している場合、使用している部分の電気代を「水道光熱費」に仕訳します。 - 家賃・駐車場代:地代家賃
事務所や仕事に関連する場所の家賃、駐車場代を「地代家賃」に仕訳します。 - 自動車保険・火災保険:損害保険料
業務で使用する車両の保険料や、自宅事務所の火災保険料を「損害保険料」として仕訳しています。 - 車備品・カーテンや他小物など:消耗品費
車の備品や事務所で使用するカーテン、小物類などは「消耗品費」として計上します。 - 電子書籍、本:新聞図書費
業務に必要な知識を得るための電子書籍や本は、「新聞図書費」に仕訳します。 - 資格受講料:研修費
業務に関連する資格取得やスキルアップのための受講料は「研修費」として計上します。 - 自動車税:租税公課
業務用車両にかかる自動車税は、「租税公課」に仕訳します。 - 車検:車両費
車両の維持費としての車検代は、「車両費」として計上します。 - カーナビ(後付け):車両運搬具
車両に常時取り付けるカーナビは、「車両運搬具」として計上します。 - タイヤ交換:修繕費
車両のタイヤ交換費用は、「修繕費」として計上します。 - コインパーキング代:旅費交通費
外出先でのコインパーキング利用料は「旅費交通費」に仕訳しています。 - サーバーレンタル料・名刺作成費:広告宣伝費
ウェブサイトのドメイン代・サーバーレンタル料や名刺作成費、ロゴ・キャラクター制作費、サイト制作費、チラシ作成費など、ビジネスの宣伝に関わる費用は「広告宣伝費」として計上します。 - 手数料:支払手数料
振込手数料やその他の手数料は「支払手数料」に仕訳します。 - コピー用紙などの事務用品:事務用品費
日常業務で使用するコピー用紙やその他ボールペン、ノート、クリアファイルなどの事務用品は「事務用品費」として計上します。
まとめ:正確な経費仕訳で安心な申告を
経費仕訳は、正確であることが重要です。
雑費として一括りにしてしまうのではなく、できるだけ細分化して仕訳を行うことで、税務調査においても安心して対応できます。
この記事がはじめて確定申告を行う方の参考になれば幸いです。
最後に、何か不明な点があれば税理士さんや会計士さんなど専門家に相談することをおすすめします。
正しい知識を持って、確定申告をスムーズに進めましょう。
皆さんの毎日が笑顔で満ち溢れますように。また次の記事でお会いしましょう!
コメント