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いろはくま
HSS型HSPとして「生きづらさ」に悩み、30代手前で起業を決意。Webデザイン職業訓練校に通い、Web業界へ。現在はWebデザイナーとして会社員とフリーランスを両立しています。このブログでは、未経験からのWebデザイナーになるための方法と起業・フリーランスの方へ私の体験談をもとに、役立つ情報を発信しています。
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【完全ガイド】フリーランス目指す人必見!開業準備やることリスト

「フリーランスとして活動したい!」「独立したいけれど、何から始めればいいかわからない」そんな悩みを抱えている方へ向けて、私自身の開業経験をもとに、「開業前にやるべきこと」をリスト化しました。

30代になってから独立を意識し始めた私の実体験をもとに、開業に必要なステップや準備を詳しく解説していきます。

  • どんな準備が必要?
  • 何から始めればスムーズ?
  • 失敗しないためのポイントは?

これから、独立を目指す方の参考になれば嬉しいです!

この記事はこんな人におすすめ
  • フリーランスとしての活動、開業または起業を考えているが、なにからはじめたら良いかわからない
  • 開業前に準備しておいた方が良いことを知りたい
  • 開業後の困った!を事前に知っておきたい
目次

なぜフリーランスを目指したのか?HSPの私が独立を選んだワケ

私はHSP(Highly Sensitive Person)で、昔から「生きづらさ」を感じていました。

特に人との関わりに疲れやすく、一人で働ける環境を求めるようになったことが、独立を考えた大きな理由です。

会社員時代は心身ともにすり減り、ついには入院。

限界を迎えたことで、「自分に合った働き方をしなければ」と強く思うようになりました。

とはいえ、安定収入がない不安からなかなか踏み出せずにいました。

そんな中、業務委託で継続的な案件を受けられるようになり、開業を決意して今に至ります。

フリーランス|開業前やることリスト

ここでは、具体的に開業前に行った準備と開業後に準備しておけばよかったと思ったことについて詳しく説明していきます。

開業に向けて、何年もかけて情報を収集し、準備を進めてきたので要点はおさえているはずです。

これらの情報を参考にしていただき、皆さんの開業準備に役立てれば嬉しいです!

法改正や制度の変更により、状況は日々変わっています。開業時には最新の情報を確認し、自分の状況に適した準備を行うことが重要です。それでも不安な場合は、会計士や税理士、弁護士に相談すると良いです。また、お近くの民間事業支援機関や専門家からアドバイスを受けられるので活用してみてください。

コンセプト・方向性・ターゲットの決定

開業する前に、事業のコンセプトや方向性をハッキリさせましょう!

  • どんな事業を行う?
  • どんな価値を提供できる?

ビジョンやコンセプトを明確にすることで、自分のサービスが誰に必要とされているかが分かりやすくなります。

ターゲットをしっかりと定めると、マーケティングや営業活動も効果的に行えます。

行う事業内容によって申請・届出、補助金の範囲が異なるのではじめに決めておくとスムーズです!

屋号・商号の決定

コンセプトが決まったら、覚えやすくて親しみやすい名前を考えましょう。

屋号や商号が決まると、名刺やWebサイトのデザインに統一感が出て、ブランドイメージを作りやすくなります。

開業費のまとめ

開業準備を進める中で、必要経費としてかかったお金はしっかりとまとめておきましょう!

私は約5年間の開業準備期間中に発生したレシートや領収書、支払い明細、買い物履歴などをすべて保存しておきました。

パソコンや車など、大きな購入物も漏れなく記載しましょう。

開業費をきちんとまとめておけば、税務申告のときに役立ちます。

また、個人事業主の場合は、事業用とプライベート用の費用を把握しやすくするため、按分比率を事前に決めて統一しておくと、後々の仕訳が楽になります。

按分(あんぶん)比率ってなに?

按分比率とは、個人事業主が事業用と私用で共用する費用を、適切に事業経費として計上するための割合のことです。

この準備期間で按分比率をしっかり決めておくことをお勧めします。

契約書の作成

業務委託など個人で請け負う場合、契約時に契約書を作成し始めるのでは間に合わないことが多いです。

そのため、契約書は事前に作成しておくことをおすすめします。

同時にNDA契約書(秘密保持契約書)なども準備しておくと安心です。

契約書を用意しておくことで、スムーズに契約を進めることができ、トラブルを防ぐことができます。

個人で事業を行う場合、会社と違い守ってくれる人は誰もいません。自分を守るための準備をしておきましょう!

国民年金・国民健康保険への切り替え

開業に伴い、社会保険から国民年金や国民健康保険への切り替えが必要になることがあります。

ただし、開業したからといって必ずしも切り替えが必要というわけではありません。

例えば、会社員として働きながら開業する場合は、社会保険をそのまま継続することもできます。

私自身は現在、社会保険に加入していますが、開業後の状況によっては、国民年金や国民健康保険への切り替えが必要かどうかを確認することが重要です。

ちなみに、私はこの点について調べるのにかなりの時間を要しました。

開業=国民年金・国民健康保険というイメージが強かったため、固定観念に囚われていました。

実際の手続きは自分の状況に応じて異なるため、適切な手続きを進めましょう。

以下の記事を開業後に見つけました。

税金について・確定申告についてわかりやすく説明されていたので参考にしてみてください。

税金・保険料シュミレーターもあり、活用させていただいてます。

補助金・助成金の確認

補助金や助成金は、開業初期の経済的負担を軽減するのに役立ちます。

これらをうまく活用することで、開業にかかるコストを抑えられます。

申請や手続きが複雑な場合、承認まで時間を要することが多いので、事前にしっかりと要件を調べて、利用できるものがあれば 積極的に活用しましょう!

補助金や助成金は、地域や時期によっても異なりますので、各自治体の公式サイトなどで最新の情報を随時確認することが大切です。

開業届・青色申告書の準備

税務署に提出する開業届や青色申告の手続きは、法的要件を満たすために重要です。

開業した個人事業主は、事業開始から1ヶ月以内に「個人事業の開業・廃業等届出書」を提出する必要があります。

確定申告を青色申告で行いたい場合は、「青色申告承認申請書」も併せて提出する必要があります。

青色申告を選ぶと、最大65万円の青色申告特別控除を受けることができるため、税金面でのメリットも大きい!

私の場合、という無料サービスを利用してネットで開業届を作成しました。

市役所に行かなくてもネットで開業届を出せるので、会社員の私には助かりました。

許認可の申請

事業内容によって特定の許認可が必要になる場合があります。

私は店舗を構えて販売等行っていないため、特別な申請はしておりません。

例えば、以下のような例があります。

  • 食品関係の業務を行う場合営業許可が必要
    対象業種 調理業、製造業、処理業、販売業(主に食品や医薬品、中古品など扱う場合)など業種ごとに営業許可申請が必要
  • コンテンツ販売デジタル商品は営業許可の対象外
  • 収容人数30人以上の店舗・飲食店防火管理者の選任が必要

自分の事業がどの許認可に該当するかを確認して、必要な手続きを漏れなく行いましょう。

インボイス登録の検討

インボイス制度(適格請求書等保存方式)は、消費税の適正な課税を目的とする制度で、登録することで取引先への請求書に「適格請求書」を発行できます。

インボイス制度に登録するかどうかは、任意です。

自分の事業の状況や取引先との関係を考慮して決めましょう。

登録することで、消費税の仕入れ税額控除を適用できるメリットがありますが、登録手続きや管理の手間も考慮する必要があります。

自分のビジネスに最適な方法を選んでください。

税金還付制度の申請

インボイス制度に登録している事業者は、消費税の還付を受けることが可能です。

還付を受けるためには事前に申請が必要です。登録後、申請手続きを行うことで、支払った消費税の一部を還付してもらえるメリットがあります。

申請手続きや必要書類については、事前に確認しておきましょう。

会計ソフトの検討

事業規模や自分の持っている知識量によって、会計ソフトの導入を検討しましょう。

私は開業当初、売上がそこまで見込めなかったため、自分で会計処理をしようと思っていました。

実際に事業をやってみると、売上処理よりも細かな経費処理等に時間がかかってしまい、事業が思うように進められず本末転倒に。

生産性が落ちていると感じました。

そこで、多くの企業でも使われている「弥生会計」「free会計」「マネーフォワード会計」を試してみて、サポート体制や使いやすさなどを総合的に見て選びました。

業種や従業員数、使用方法によって最適なソフトは異なるので、いくつか試してみるのが良いと思います。

多くの会計ソフトはお試し期間があるので、実際に使ってみて自分に合ったものを選びましょう。

また、後で業種やビジネス形態が変わり、今使っているソフトが合わなくなることも考えられます。

その場合に備えて、移行サービス・移行機能があるかどうかも事前に確認しておくと安心です。

さらに、補助金対象の会計ソフトもあったりするので、機能面やサービス面だけでなく、関連する条件もあわせて検討してみてください。

事業用銀行口座の開設

個人用と事業用の口座を分けることで、資金管理がより明確になります。

会計処理は時間がかかる部分なので、個人でビジネスを行っている方も、入金が2つ以上ある場合には、口座を分けることをお勧めします。

信頼性のある銀行かつ振込手数料や引き落とし手数料など比較して選び、事業用の口座を開設しました。

私の場合、個人事業主としての仕事の入金はすべて事業用の口座に振り込んでもらい、基本的にその口座は外注を依頼する際にしか使用しないようにしています。

他の業務で使用する経費などは、プライベートの口座から引き落として、按分して処理しています。

事業用メールアドレスの作成

私は基本的にGmailを使用していますが、仕事用のメールでは信頼性を高めるために、屋号や社名で独自ドメインを取得して、メールアドレスを新規で作成することをお勧めします。

独自ドメインについてよくわからない方は以下の記事をご覧ください。

独自ドメインのメールアドレスの方がGmailと比べると迷惑メールに分類される可能性が低いため、「メールが届かない」といったトラブルが起きにくくなります。

以下「名刺の作成」で説明しますが、名刺にメールアドレスを記載する際には注意が必要です

迷惑メール対策も忘れずに行いましょう。

既に取引のあるお客様や見込みのお客様がいる場合は、メーラーでフォルダ分けをして管理しやすくしておくと尚良いです。

あわせて、メールの署名も登録しておきましょう。

Gmailへの転送方法やメールを一元管理したい方は以下の記事を参考にどうぞ。

名刺の作成

名刺はビジネスの顔です。

開業時にどんな情報を載せるか迷うかもしれませんが、最初から全てやろうとしなくても大丈夫です。

名刺は比較的安価で簡単に作り直せるため、最初はメールアドレスと電話番号など、最低限の情報だけで十分!

初めから大量に注文せず、50枚〜100枚程度でスタートし、事業が軌道に乗り始めたり、SNSやウェブサイトが公開できるタイミングで、少しずつカスタマイズしていきましょう。

私は、自分の事業のイメージを反映させるために、数社から印刷サンプルを取り寄せ、ロゴデザインや印刷にこだわりました。

ロゴや名刺デザインはココナラで気に入ったデザイナーさんに発注しました。

名刺はビジネスの第一印象を決める大事なツールなので、楽しみながら作ってみてください。

交流会や展示会で名刺交換を多く行う場合には注意!
営業メールや迷惑メールが頻繁に届く可能性があります。
コストはかかりますが、重要なお客様のメールを見逃さないためにも、メインのメールアドレスとサブのメールアドレスと名刺を用意して、本当に取引したい方にのみメールアドレスが記載された名刺を渡すのも一つの方法です。

名刺や企業ロゴを作成する際のフローやコツは以下の記事にまとめました。

見積書・請求書・送付状・料金表などの雛形作成

料金表や見積書、請求書の雛形を事前に作成しておくと、毎回ゼロから作成する必要がなくなり、ミスを防ぎつつ効率的に作業できます。

見積書や請求書は、会計ソフトと連携している場合が多いので、これらの雛形を設定しておくと、日々の会計処理や管理が楽になるので、是非活用してみてください。

送付状テンプレートはこちらです。

購入しておくと便利なもの

仕事の効率を上げるために、必要な道具や機器を事前に購入しました。

私の場合、開業後に必要になったタイミングで急いで購入したものも多かったので、事前に準備しておくと良かったなと思った物をまとめておきます。

購入しておくと便利なものリスト
  • プリンター、スキャナー
  • ラベルシール
    自分の宛名は事前に印刷して保管しておく
  • データ受理時の十分な容量があるカメラ付き(外付けカメラ)ノートパソコン
    最低限、ExcelやWordなどのソフトはインストールしておく
  • バックアップ用のハードディスク(HD)やUSBドライブ、ソリッドステートドライブ(SSD)など
  • クリアファイル(A5サイズ、A4サイズ)
  • A4サイズが入る大きめ封筒(封を閉じるためのテープ付き)
  • レターパックライト数枚、念のためレターパックプラス1枚
  • 製本テープ
  • 付箋
  • 「重要書類在中」や「押印お願いします。」スタンプなど

まとめ

開業前にやることリストを振り返ると、効率的にスタートを切るためには、しっかりと準備を整えることが大切だと感じました。

会計ソフトの選定や事業用口座の開設、業務用メール設定、必要な道具など、どれも開業後にスムーズな業務運営を行うために欠かせないステップで、今後のビジネス成長にも影響を与える重要なポイントです。

運営シュミレーションをしながら開業準備を行いましょう!

皆さんの毎日が笑顔で満ち溢れますように。

また次の記事でお会いしましょう!

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