この度カタログデザインを担当することになり、あとで見返せるよう「Adobe InDesign を使って親ページでページ番号(ノンブル)をつける方法」をまとめました。
普段はWebデザイナーなので、印刷物の制作は基本的に受けていないのですが、クライアントからすると“デザイナーはデザイナー”という感じで、種類の違いが伝わらないことが多く(私自身も未経験の頃はよくわかっていませんでしたが)、たまに紙媒体のお仕事をいただくことがあります。
時間がかかりそうな案件は外部にお願いすることもありますが、自分でできそうだったり、挑戦してみたい内容であれば積極的に取り組むようにしています。
今回もその一環で学びながら作業中なので、「InDesignでページ番号を自動設定する方法」を備忘録的に書き残しておきます。
ページ番号(ノンブル)をつける方法
今回作業した環境は以下の通りです。
- ソフト:Adobe InDesign 2025
- OS:macOS
ノンブル(ページ番号)は「親ページ」にテキストフレームを置いて設定することで、すべてのページに自動で反映させることができます。
ここでは、その親ページ(旧マスターページ)にどのように番号を入れていくか手順を説明していきます。
親ページ(旧マスターページ)選択
以下のようにページパネルで親ページをダブルクリックで選択します。


テキストツールを選択
テキストツールで「横組み文字ツール」を選択します。

ページ番号エリア(テキストボックス)を作る
左下のマージン(今回は「マージン20mm」)に合わせてテキストボックスを作成しました。

ページ番号を入れる
テキストカーソルが点滅している状態で、
メニュー「書式」→「特殊文字の挿入」→「マーカー」→「現在のページ番号」を選択
ショートカットキー
Mac | Cmd + Alt + Shift + N |
Windws | Ctrl + Alt + Shift + N |
以下のように「A」という表記が出ればOK!
Aは「A-親ページ」のAです。

番号位置を整える
ここでは、番号をつけたあとに番号の位置を水平方向垂直方向中央寄せにしていく手順を説明していきます。
番号を振る位置は任意なので、参考としてみてください。
左右中央揃え
テキスト配置→中央揃え

上下中央揃え
テキストボックスを選択した状態で右クリック→テキストフレーム設定

以下の「テキストフレーム設定」のダイヤログボックスが表示されたら、配置を「中央揃え」にしてOKボタンを押します。

以下のような見た目になりました。

右ページにも同様に番号をつける方法
現在、左ページにのみ番号がついている状態なので、複製して、右ページにも反映させていきます。
複製➕水平移動させます。
Mac | option + Shift + 右へドラッグ |
Windows | Alt + Shift + 右へドラッグ |

親ページではない子ページを確認してみてください。
ページ番号が振られていると思います。
まとめ
今回はInDesignで「親ページにノンブルを設定する方法」をまとめてみました。
Webデザイナーでも印刷物に触れる機会は意外とあるので、こういった基本操作は覚えておいて損はないなと実感中です。
同じように「Webメインだけどたまに印刷物も…」という方の参考になればうれしいです!
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