アルバイトや正社員含め、飽き性や繊細な性格が原因で仕事が続かないことに悩んでいるHSPさんへ。
刺激を求めているのに繊細で、すぐ疲れてしまう。
そんな自分に対して「なぜいつも仕事が続かないんだろう?ダメだな。」と自分自身を責めてしまうこと、ありませんか?
私はこれまでに 20種類以上のアルバイト を経験し、正社員としては4社で働いてきました。
ようやく自分に合った仕事を見つけて今では毎日が充実しています。
本記事では、私の体験からHSPさんの特性を活かして自分に合った仕事を見つけるためのポイントと前向きに働けるヒントをお届けしたいと思います!
- HSP特有の繊細な性格で疲れやすく、仕事が続かない
- HSS型HSPさん特有の好奇心旺盛だが、飽きやすい性格で仕事が続かない
- 責任感が強く、仕事で無理をした結果、心や体を壊して仕事が続けられない
- 自分にはどんな仕事が合っているのかわからない
HSPは飽き性?仕事を続けられない理由とは?
HSPの特性上、仕事を続けることが難しく、「自分にはどの仕事も合わないのでは?」と思っている方も多いと思います。
まずは、HSPさんが仕事を続けにくいと感じる主な理由について確認してみましょう。
以下の4項目が自分に当てはまるかどうか、チェックしてみてください。
1.飽きやすい
新しい刺激を求めるHSS型HSPさんは、同じことの繰り返しや単調な作業が苦手なため、モチベーションを保つことが出来ず、すぐに仕事が飽きてしまう。
2.責任感が強すぎる
HSPさんは、他人の期待に応えようとして仕事でも無理をしがちです。
責任感が無駄に強いので、気づかないうちに自分を追い詰めて心身を壊してしまう。
3.周りの目が気になる
繊細なHSPさんは、他人からの評価や視線を気にしすぎて、常に「ちゃんとしなければ!」とプレッシャーを感じてストレスが溜まる。
4.頼みごとを断れない
HSPさんは人を傷付けたくないため、頼まれごとを断るのがとっても苦手で結果的に自分のキャパを超えてしまう。
仕事に限らず、食事会の誘いも断れないため、心身共に休ませることができず疲れきってしまう。
職業別HSPさんに合う仕事と合わない仕事
HSPの方にとって、どのような職業であれば長く続けられるのでしょうか?
私は、多くの職業経験を通じて「自分に合う仕事」と「自分に合わない仕事」が存在することを実感しました。
販売職、事務職、マネジメント業務、工場での軽作業、クリエイティブ職など多岐にわたる職種に携わってきた経験を踏まえて、HSPさんやHSS型HSPさんに向いている職種についてまとめてみました。
接客業や販売業
サービス業や販売業は、毎日多くの人と接するため、日々新しい刺激が多く、HSS型の私にとってやりがいを感じることがありました。

例えば、飲食店やアミューズメント業では、異なるお客様とのやり取りが刺激的で、毎回違う状況に対応することが求められるため、飽きにくいという利点がありました。
ただし、人との接触が多いため、HSPならではの繊細な感受性が刺激されやすく、疲労を感じやすいことも事実です。
販売員として働いていた頃は、目標やノルマが課される中で、お客様に無理に購入を勧めなければならない場面があったり、毎日売り上げのことばかり気にしてしまい、プレッシャーに押されて精神的に疲弊することも多かったです。
事務職や工場での軽作業
事務系の仕事では、デスクワークが中心で主にデータ処理や在庫管理、電話対応、メールの返信業務を行っていました。

また、工場での軽作業は誰かと話すような機会はほとんどなく、黙々と自分の持ち場で作業を進めていました。
このような環境では刺激が少なく、自分のペースで集中できる作業が多いため、HSPの特徴である繊細さと相性が良いと感じました。
中でも少人数の職場では人間関係のストレスも少なく、のびのびと仕事に取り組むことができました。
ただし、事務や工場での軽作業は一定で、HSS型の飽きやすく刺激を求める性質には合わないため、マンネリ化して飽きてしまうということがありました。
管理職やマネジメント業務
マネジメント業務や管理職などリーダー職では、人のために何かをすることや相手の感情を汲み取るのが得意というHSPの特性が活かされます。

HSPならではの特性が活かされる場面が多いマネジメント業務では、相手をサポートしたり、その人の気持ちに寄り添いながら指導したりすることがとても自分に合っていると感じました。
しかし、会社に属している以上、時には「悪役」を引き受けなければならない場面も出てきます。
自分の意に反して、会社のルールや方針に従って伝えなければならないことがあり、それを相手に伝える時、自分自身も大変傷つきました。
また、相手が「理不尽だ!」と感じる感情を自分も同じように吸い込んでしまうことが本当に苦痛でした。
HSPさんはもともと責任感が強いことも特性ですが、リーダーという立場になることで使命感とプレッシャーがさらに増し、仕事が終わっても毎日寝不足になるまで家で作業を続け、「先輩として数字を上げなければ!」「見本にならなければ!」と模範になるために身を削るように働いていました。
Webデザイナーなどクリエイティブ職
最終的にたどり着いたのはクリエイティブな職種です。

現在はWEBデザイナーとして働いていますが、デザインやアイデアを考える仕事は、HSS型の好奇心や新しいものに挑戦したいという欲求を満たしているのでHSPの特性に合ってると実感しています。
この仕事では、日々新しい課題やプロジェクトに取り組む一方で、自分一人で集中して作業に没頭できる時間が確保されるため、心地よく仕事を続けることができています。
会社により出社の形態は異なりますが、私の場合は在宅と出社両方出来る会社と相性が良かったです。
心を休めるための在宅、職場の空気感や周りの状況がわかる出社というバランスが一番ストレスが少なかったです。
Webデザイナーってどんな仕事?在宅デザイナーのリアルな1日はこちら

ウェブデザイナーやグラフィックデザイナーの違いと種類を紹介してます

HSPさんに合う仕事の特徴
以下のポイントを押さえると、自分に合った仕事を見つけやすくなります。
- 変化がある仕事
毎日違うタスクやチャレンジがある仕事は、飽きにくく、新しい刺激を得られます。
私の場合、WEBデザインの仕事は毎日違うプロジェクトに取り組むので、常に新しいことを学び続けられる点が魅力でした。 - 一人で集中できる仕事
HSPは繊細なので、他人とずっと関わるような仕事はストレスになりがちです。
自分のペースで作業に集中できる環境が適しています。 - 柔軟な働き方ができる職場
自分の体調や気分に合わせて柔軟に働ける環境は、HSS型HSPにとってストレス軽減につながります。
HSPさんに合わない仕事の特徴
一方、以下のような職種はHSPさんに向いていないことが多いです。
- 同じことの繰り返し作業
飽きやすいHSS型は、単調な作業やルーチンワークが苦手です。
私も過去に工場で働いていましたが、同じことの繰り返しでモチベーションが続きませんでした。 - 人間関係が複雑な仕事
繊細なHSPは、人間関係のトラブルや対立がストレスになります。
飲食業や接客業では、そういった問題に悩まされやすいです。 - ノルマがある販売業
こちらも合わない経験がありました。
人に商品を勧めることが苦手で、無理やり買わせているような気がして罪悪感を覚えました。売れなかったときには自分を責めてしまいました。
これまでさまざまな職種を経験してきたからこそ、HSPさんやHSS型HSPさんに合う仕事・合わない仕事があることを強く実感しています。
刺激が多くて楽しい反面、心が疲れやすい仕事もあれば、自分のペースで取り組めるストレスの少ない仕事もあります。自分の性格や特性に合った環境を見つけることが、仕事選びのポイントだと感じました。
以下の記事では、HSP特有の「キャパオーバーを防ぐコツ」についてまとめているので、気になる方は参考にどうぞ。

【HSP】WEBデザイナーという選択肢
私が最終的に見つけたのが、 WEBデザイナー という仕事 です。
この仕事では、毎日新しいことに挑戦できるだけでなく、プロジェクトごとに違ったタスクがあるため、飽きることがありません。
個人で集中して作業を進められる時間もあるため、HSP特有の繊細さにも向いています。
ただし、WEBデザイナーになるためには一定の努力が必要です。
私も最初は独学から始め、少しずつスキルを磨いてきました。
コツコツと学びながら、自分に合ったペースで成長できるのがこの仕事の良いところです。

【HSP】自分に合った働き方を見つけるために
私のようにこれまで飽き性や繊細な性格が原因で仕事が続かないと悩んでいるHSS型HSPの方、焦る必要はないです。
無理に合わない環境で頑張りすぎるのではなく、以下のようなポイントを意識してみましょう。
仕事選びのポイント
- 自分の特性を理解する
自分が飽きやすい、繊細であることを受け入れ、それを活かせる仕事を探す。 - 柔軟な働き方ができる職場を選ぶ
ストレスが少なく、自分のペースで働ける環境を見つける。 - 断る勇気を持つ
自分が無理だと感じた時には、勇気を持って断ることも大切です。
まとめ|自分らしく、生きやすく
仕事が続かないことは、私は悪いことだとは全く思っていません。
なにかを突き詰めて、プロフェッショナルなスキルは身につけることはできないかもしれないですが、職場や職種を変えることで、自分が選ぶ選択肢も広がり、多くの知識を得ることができるので 私はむしろ「転職って良いな」と楽しんでいます。
HSPさんになにより大切なのは、今感じているストレスを軽減して、自分らしく生きやすくなることです。
少しの我慢はしても、体を壊してまで長く働き続ける必要もないです。
いろいろな経験を通じて自分に合った働き方を見つけてみてください。
それでは、またお会いしましょう!
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