この記事では、言語化が苦手なHSPの私が、どうにか克服できないかと試行錯誤していた際に出会った今すぐ実践できる言語化トレーニング法を紹介します。
感受性が高く、思いを言葉にすることが難しかった私ですが、YouTubeで「言語化」と検索していたところ、たくまさんの言語化トレーニング動画を見つけました。
実用的なアプローチに感銘を受け、今すぐ始めたいと思い、いつでも見返せるよう私なりの解釈と実践方法を加えて記事にまとめてみました。
今すぐできる方法なのでぜひ実践してみてください!
言語化トレーニングを調べてみた
今回のトレーニングを発信していた[たくまさん]は言語化トレーニングを発信している方なので当たり前のことを言いますが・・・
言語化がとにかくうまい!です。
聞きやすいテンポとわかりやすい解説であっという間に見終わりました。
私は個人事業を始めた今でも、会社員で社内教育やプレゼンをしていたときも、言語化が思うようにできずに悩んでいました。
言語化はとっても大事なスキルです!
私と同じように相手に伝えることが苦手な方でも、今すぐに始められる方法なので、ぜひ参考にしてみてください。
言語化とは?「言語化の定義」を知る
まずはじめに「言語化の定義」について理解をしていきましょう!
「言語化の定義」では、以下のような説明がありました。
相手にどれだけわかりやすいと言ってもらえるか。または思ってもらえるか。
相手の頭の中でどれだけイメージできるかどうか。
この説明からも、相手に伝わる工夫をしているのがわかりますよね。
言語化することの5つのメリット
言語化には、さまざまなメリットがあります。
具体的には、以下のような効果が期待できます。
1. 自己理解が深まる
言葉にすることで、自分の考えや気持ちを客観的に捉えやすくなります。
「なんとなくモヤモヤする」「うまく説明できない」と感じていたことも、言語化することで明確になり、自分が本当に思っていることに気づくことができます。
2. 自分を納得させることができる
考えや感情を言葉にすることで、「なぜそう思うのか?」が明確になり、納得感が生まれます。
不安や迷いがあるときも、言語化することで冷静に整理できるため、感情に振り回されにくくなります。
3. 思考力が上がる
言語化は、単に言葉にするだけでなく、「伝わるように整理する」プロセスを含みます。
この過程で論理的に考える力が養われ、思考の精度が向上します。
4. 理解力や考える力が高まる
言葉にしようとすることで、情報を整理し、要点を押さえる習慣がつきます。
結果として、物事を深く理解し、考えを深める力が身につきます。
5. 頭の中が整理され、スッキリする
思考がまとまらないときや、漠然とした不安があるときも、言葉にすることで頭の中が整理されます。
シンプルに「スッキリする」感覚が得られるのも、言語化の大きなメリットです。
「伝える力」を鍛えるための3つの要素
ここでは、「伝える力」を鍛えるためのポイントとして「語彙力」「見える化」「伝達力」の3つについてお話しします。
言葉を使ってわかりやすく、相手にしっかり伝わる工夫を一緒に考えてみましょう!
1.語彙力
はじめに「語彙力」です。
難しい言葉や専門用語をたくさん使うと、相手は「何を言ってるんだろう?」と感じてしまいますよね。
例えば、仕事の説明をするときも専門用語は避けて、できるだけ日常的な言葉で伝えるだけで、相手の理解が深まります。
- 悪い例:専門的な言い方
本件のアジェンダに基づきKPIを最適化するため、エビデンスベースでPDCAを回し、スキームのブラッシュアップを図ります。
いろはくま横文字ばっかり使う人、遭遇したことない?
結局、何をしたいのかよく分からない状態 になるよね…!- 良い例:日常的な言い方
この目標を達成するために、データをもとに計画を見直して、やり方を改善していきましょう!
いろはくまこうやって相手が使い慣れている言葉や簡単な表現を選ぶと、なにをしたいのか明確 にわかるよね!
2.見える化
次に「見える化」です。
これは、言葉だけでなく具体的な例やイメージを使って説明することです。
たとえば、何かのアイデアを話すとき、ただ「これは良いアイデアだと思うんです」と言うよりも、「このアイデアで悩みが解決できるんです!例えば…」と具体的に伝えることで、相手は「なるほど、そういうことか!」とイメージしやすくなります。
ポイントは「相手が頭の中で、絵を描けるようにすること」です。
3.伝達力
最後に「伝達力」です。
「何が言いたいのか分からない。」と言われることが多い場合、まずは話の順番を意識することが大切です。
たとえば、仕事の進捗を聞かれたとき「すみません、ちょっと色々ありまして…」と理由から話し始めるのではなく、「進捗は〇〇の状態です!」と結論を先に伝える習慣 をつけましょう。
そのあとで、詳細や理由を補足すれば、相手に「この人、話がわかりやすいな」と思ってもらえます。
話を整理して伝えるクセをつけると、どんな場面でも役立ちます!
トレーニング 1|言葉の引き出しを増やして伝え上手に!
「伝える力」を鍛えるための3つの要素のうち「1.語彙力を高める方法」を詳しく説明していきます。
読書は時間がかかり、集中力が持たないためオススメしません。
私の場合は、習得に時間がかかるからではなく、単純に読書が苦手なだけです(笑)。
今からでも手軽にはじめることが出来るスマホやPCを使って、単語量を増やしていきましょう。
1.自分の使っている語彙を思い浮かべる
自分が普段使っている言葉をリストアップしていきます。
私の場合、クライアントとメールすることや調べものが多いので、わからない言葉があればすぐにメモするクセをつけてます。
私が普段、パソコンでメモ帳として使っているツールは、Web版Notionです。
外出中にもメモしたり、いつでも調べられるようにするため、モバイル版Notionも併用しています!
フォルダ分けカスタマイズも自由にできるので、管理しやすいです。
普段メモ帳アプリを使用している方にはぜひ使っていただきたいおすすめのツールです!
2.類語・反対語を検索する
GoogleさんやGPTさんを活用して、類語や反対語を探し出して取り入れることで言語表現を豊かにします。
私の場合、クライアントとメールをやり取りするとき、文章が単調になりがちです。
毎回同じフレーズを使ってしまうと、機械的な印象を与えたり、微妙なニュアンスが伝わりづらくなったりすることもあります。
そんなときは、「類語」「言い換え」「ビジネス」といったキーワードを組み合わせて検索します。
たとえば、
- 「ご確認ください」 → 「ご査収ください」「ご一読ください」
- 「お世話になっております」 → 「いつもお力添えいただき、ありがとうございます」
- 「承知しました」 → 「かしこまりました」「承りました」
といった具合に、シチュエーションに応じた表現を選べるようになります。
また、反対語を調べるのも、文章の幅を広げるのに役立ちます。
たとえば、「ポジティブな表現」と「ネガティブな表現」をうまく使い分けることで、文章のニュアンスを微調整できます。
- 「複雑な手順」 → 「シンプルな手順」
- 「一方的な対応」 → 「柔軟な対応」
- 「遅れ」 → 「進捗」
こうした言葉選びの工夫をすることで、文章の印象を変えたり、より伝わりやすくしたりすることができます。
些細な違いのようでいて、言葉の選び方ひとつで、相手に与える印象は大きく変わるものです。
検索ツールをうまく活用しながら、表現のバリエーションを増やしていきましょう!
3.覚えたらすぐに使う!メモも活用
2.で調べた用語は、できるだけすぐに使ってみましょう!
私の場合、調べた語彙をしばらく使わないと忘れてしまうことが多いので、先に紹介した「Notion」に書き留めるようにしています。
ただ、調べたばかりの言葉をすぐに使う機会がないことも多くあります。
なので、「今度使ってみたい!」と思う用語も一緒にメモしておき、後でメールを書くときや文章を作るときに意識的に取り入れるようにしています。
ポイント:「理解言語」→「使用言語」にレベルアップさせる!
知っているだけでは、実際の会話や文章の中でスムーズに出てこないことありませんか?
これを防ぐために、「使う環境を自分で作る」のがコツです。
例えば、
- メールのテンプレートを作るときに、新しい表現を1つ加えてみる
- SNSの投稿やブログ記事の中で意識的に取り入れる
- 誰かと話すときに使ってみる
など、少しでも実践する場を増やすと、自然と使える言葉が増えていきます。
普段使っている言葉に関連する新しい言葉を覚えると、習得が早い!
たとえば、
- 「参考までに」→「ご参考までにお知らせいたします」
といった感じで、今使っている言葉の「言い換え」を意識して覚えると、スムーズに取り入れやすくなります。
言葉のストックを増やしながら、実際に使って「自分の言葉」として定着させていきましょう!


トレーニング 2|「見える化」で解像度アップ
「伝える力」を鍛えるための3つの要素のうち「2.見える化する方法」を具体的に説明していきます。
話の的を絞る!すべてを説明しない!
質問や話題に対して、自分なりにテーマを絞ることで、話が具体的で分かりやすくなります。
たとえば、誰かに「昨日何してた?」と聞かれた場合、全ての出来事を説明するのではなく、「昨日楽しかったこと」をテーマにして話をすることで、内容が整理され、相手にも伝わりやすくなります。
テーマに条件を追加して具体性を高める
解説系の話では、数値や比較を加えることで情報が具体的になります。
たとえば、製品の性能を説明する時なら「この製品は○%の効率があります」といった具体的な数字を示すことで、理解が深まります。
また、事象や状況を人に例えることでも解像度が高まりイメージしやすくなります。
トレーニング 3|伝達力を高める2つの型
「伝える力」を鍛えるための3つの要素のうち「3.伝達力を高める方法」について説明していきます。
伝達力を高めるには、話の型を覚えてしまうと習得しやすいです。
PEREP+(プレッププラス)法:伝達力を高める 壱の型
結論→理由→具体例→結論の順で話します。
信頼関係がある場合に有効です。
PREP法は説得力を高める伝え方のフローなので、最後は提案や質問を投げかける形に向いています。
P:ざっくり(結論)
R:こんな理由で(理由)
E:例えばこんな感じ(事例)
P:なので、こういうこと(結論)
プラス:こうしましょ!(提案)
DESC(デスク)法|伝達力を高める 弐の型
初対面や丁寧に話したいときに向いています。対話型です。
D:こんなことがあり(描写:全体像や背景の説明から入り、聞き手にわかりやすくする。)
E:この状況だと・・・・(説明)
S:こうしましょ(提案)
C:こうなります(結果)
二つの型を理解して、状況に応じて使い分けることが大切です。
日常的にこれらの型を意識して使うと、話しながら混乱することが減ります。


まとめ
以上、3つの言語化トレーニング法を紹介しました。
いかがでしたでしょうか?私の文章で全てが伝わったか少し不安ですが、この方法は私にとって、とてもわかりやすく、すぐにはじめることができました。
実践とトレーニングを兼ね備えており、実用的ですよね。
大事なのは、相手が「わかりやすい!」と感じることを目指すこと。
仕事や日常生活で忙しい皆さんも、今からすぐできる言語化トレーニングを始めてみませんか?
たくまさんに本当に感謝です・・・とはいっても、言語化ができている実感はまだないですが、まずは語彙を増やすところからはじめてます!
皆さんの毎日が笑顔で満ち溢れますように。また次の記事でお会いしましょう!
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