デザインを始めたいけど、どのツールを選べばいいのかわからない方へ。
クライアントとのやり取りを意識するなら、Adobe Illustrator(アドビ イラストレーター)やAdobe Photoshop(アドビ フォトショップ)を使いこなせると安心です。
一方、Canva(キャンバ)はデザイン初心者さんでも使いやすいツールとして人気があります。
それぞれの特徴や使い分け、プロが選ぶ理由、無料ツールまで詳しく解説します。
テンプレートや素材でよく使われる「EPSデータ」の説明もあるので、ぜひ参考にしてください!
Illustrator(イラストレーター)|ベクターデザインの王道
アドビのイラストレーターはロゴやイラストなどベクターデータ(拡大しても画質が劣化しないデータ)に強いです。
特に名刺やテンプレート、ポスター、パンフレットなど印刷物のデザインによく使われます。


Illustratorがおすすめの理由
- EPS(イー ピー エス)データが開ける
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クライアントとのやり取りでは、拡大しても劣化しないEPS形式のテンプレートや素材が提供されることが多いため、対応が可能です。
- Ai(エーアイ)データが開ける
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ウェブ上で配布されるデザイン素材はAi形式が多いため、これらの利用にも対応できます。
- イラストの色変えや編集が出来る
-
イラストの色変えはもちろん、線の太さや線の形など細かい調整が出来るので、編集に最適。
- オリジナル作品がゼロから作れる
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手書きのイラストや写真を下絵にして、トレースもできます。ペンタブを使ったり、マウスだけ使う方もいます。
| Illustratorの価格 | 月額3,280円(税込)(単体プランの場合)※2025年10月現在 |
| Illustratorの使用例 | ロゴ制作、チラシデザイン、パッケージデザイン |
Photoshop(フォトショップ)|写真編集&デザインの万能ツール
Photoshop は、写真加工に強く、デザイン全般(ロゴやバナー作成)で利用できます!


Photoshopがおすすめの理由
- プロジェクト引き継ぎがスムーズ
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クライアントが契約している場合が多く、同じ形式でやりとりできるため、プロジェクトの引き継ぎがスムーズに行えます。
- 色の調整が簡単
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色彩調整やぼかし機能を搭載しており、色の変更も簡単に行えます。
- 背景処理や細かい調整も可能
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背景の削除や合成、髪の毛などの細かなトリミングも調整できます。
- 価格
月額3,280円(税込)(単体プランの場合)※2025年10月現在 - 使用例
写真編集、ウェブデザイン、バナー作成
2025年2月にフォトショップIOSアプリが解禁されました!スマホ操作ではあるものの、無料でほとんどのフォトショップ機能が使えます!


Canva(キャンバ)|テンプレ豊富な初心者向けツール


- 特徴
テンプレートが豊富で、直感的に操作可能。 - おすすめの理由
- 初心者でも扱いやすく、SNS投稿や簡単なデザインに最適。
- 無料プランで基本機能が使える。
- 素材やテンプレートが豊富なので、効率的にデザインが作れる。
- 注意点
細かい調整や高度な編集には向かないため、実務には不向き。オリジナリティを出しにくい。 - 価格
無料~月額1,180円(プロ個人プラン)※2024年12月現在 - 使用例
SNS投稿、簡単なバナー作成、プレゼン資料
Adobe XD(エックスディー)|UI/UXデザインに特化したツール
- 特徴
ウェブやアプリのUI/UXデザインに特化し、プロトタイプ作成が簡単。
(UI: 画面の見た目や配置、UX: ユーザーが操作するときの使いやすさと体験) - おすすめの理由
プロトタイプ機能で操作感を共有可能。 - 注意点
細かい調整や高度な編集には向かないため、素材の調整や写真編集にはIllustratorやPhotoshopの併用が必要。 - 価格
月額9,080円(税込)クリエイティブクラウド契約のみ(単体プランは20023年提供終了)※2025年10月現在 - 使用例
ウェブやアプリのデザイン作成、プロトタイプ提案


無料ツールで練習するなら?
デザインをこれから始める方には、InkscapeやGIMPなどの無料ツールもおすすめです。
Inkscape(インクスケープ)
- 特徴
無料版のIllustrator的存在※ベクターデータ編集可能 - 価格
完全無料 - おすすめの用途
ロゴデザイン、ベクターイラスト
GIMP(ギンプ)
- 特徴
無料版のPhotoshop的存在 - 価格
完全無料 - おすすめの用途
写真加工、基本的なデザイン作成
Figma(フィグマ)


- 特徴
無料版のXD的存在
FigmaはWeb(オンライン)上で使用できるデザインツールでインストール不要 - 価格
無料〜月額2,250円(個人プラン)※2024年12月現在 - おすすめの用途
ウェブやアプリのデザイン作成、プロトタイプ提案
圧倒的にAdobeユーザーが多いため、自分の行いたい作業を検索する際、無料ツールでは情報量は少ないです。操作方法などわからないときに調べられない。
実際の業務ではAdobe製品が主流のため、デザインツールとはどんな機能があるのか練習用として活用してみてください。


ツール比較表|プロ向けと初心者向けの違い
Illustrator、Photoshop、Canvaの特徴や料金、用途をまとめてみました。
| ソフト名 | タイプ | 価格 | 特徴 | おすすめ用途 |
|---|---|---|---|---|
| Illustrator | 有料(月額or年額制) | ¥3,280/月 | ベクターデザインに最適 | ロゴ制作、印刷物 |
| Photoshop | 有料(月額or年額制) | ¥3,280/月 | 写真加工&デザイン万能 | 写真編集、バナー作成 |
| Canva | 無料/有料(月額or年額制) | 無料~¥1,180/月 | 初心者向け、簡単操作 | SNS投稿、簡単デザイン |
Adobe製品が選ばれる理由
Adobe製品はサブスクリプション料金が高額ですが、業界で競合が少なく、多くのクライアントが採用しているため、プロのデザイナーには必須のツールになります。
細かな調整やクオリティの高い仕上がりが求められる現場での信頼性も抜群です!
Adobe製品を契約するべき?
デザイナーとして活動を始めるなら、Adobe製品の契約は非常におすすめです。おすすめというよりも必須になります。
ただ、初めてAdobe契約するとき、どのプランを選ぶかで悩む方も多いと思うので以下におすすめポイントをまとめました。
1. Illustrator単品契約の場合
ロゴやチラシ制作などベクターデザインを中心に行う方、不慣れだし「まずは試してみたい」、「Illustratorだけで十分」という方は単品プラン(月額3,280円)でOKです。
Adobe Illustrator(日本語版公式サイト)2. IllustratorとPhotoshopを使うなら?


もしIllustratorとPhotoshopの両方を使うなら、単品契約よりも
Creative Cloud Pro(月額9,080円)がお得です。
このプランでは、以下のようなAdobeアプリをすべて利用できます。
- Adobe Firefly(生成AI機能で画像や動画作成)
- Adobe Express(Canva的テンプレート豊富なデザインツール)
- Adobe Stock (商用利用可能な写真・画像の素材提供サービス)
- Premiere Pro(動画編集)
- After Effects(モーショングラフィックス)
- Adobe XD(UI/UXデザイン)※Creative Cloud契約のみ使用可能
- InDesign(出版物デザイン)
- Acrobat Pro(PDF編集、電子契約書) など
価格の差が少ないため、さまざまなツールを試してスキルを広げたい方や動画制作などにも挑戦したい方、最近はAI ツールにも力入れているのでそのあたりも網羅的に触りたい方にぴったりです。
また、Adobeは定期的にキャンペーンを行っているので、はじめて使う方は3ヶ月間は50%で利用できるなどの特典も活用しましょう!




3. クライアントとのやり取りを考えると?
多くのクライアントがAdobe Creative Cloud を契約しているため、クライアントがIllustrator以外のアプリで作成したデータ(psd形式など)を渡してくるケースもよくあります。
渡されたデータを編集できないとなるとお仕事にならないため、すべてのAdobeアプリを利用できるCreative Cloud Proプランを契約しておくと安心です。
Adobe Creative Cloud(日本語版公式サイト・プランページ)有料だけどAdobeの代わりに使えるツール
有料だけど、Adobe製品の代替になる「Affinity Photo」と「Affinity Designer」というデザインツールがあります。


こちらのソフトは、Adobeのように月額/年契約などのサブスク型ではなく、買い切り型でセール時期で2,980円〜10,400円程度で購入できるのでお得感がありますね!
イラレの代わり|Affinity Designer 2
Illustrator(.ai)形式に対応したソフトでMac、Windows対応しています。
- ベクターデータ対応
- 輪郭ツール
- パターン作成
- カラーピッカー など
フォトショの代わり|Affinity Photo 2
Photoshop(.psd)形式に対応したソフトでMac、Windowsに対応しています。
- 画像の切り抜き
- マスク
- 色調整
- レタッチ など
私はAdobe契約をしているため、こちらのツールを購入する予定は今のところないですが、Adobeと同じくらいの機能が備わってそうなので是非使ってみたいです!
追記 2025年11月 | Affinityシリーズ、ついに無料化!
なんと、このAffinityシリーズが無料化されたというニュースが話題になっています。
(参考:Yahoo!ニュース)
もともと「買い切り型」で人気だったAffinityですが、
2025年に入り、CanvaがAffinityを買収したことで、今後はCanvaとの連携や機能統合が進むのでは?と注目されています。
また別記事で使い勝手などレビューしていきます。
まとめ
デザインツールは、自分の用途ややりたいこと・目的に合わせて選ぶと良いです。
初心者の方はCanvaでデザインの感覚を掴みつつ、プロとして活動を目指すならIllustratorやPhotoshopを習得していくのがおすすめです。
クライアントとのやり取りを意識して、EPS形式や細かい調整に対応できるスキルを身につければ、デザインの幅がさらに広がります!
まずはデザインツールがどういった仕様なのか、無料ツールで試してみてください。
また、Adobe製品も1週間の体験期間があるのでここから試してみるのも良いと思います。
Adobe Creative Cloud(日本語版公式サイト・プランページ)

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