以下の記事で、Google reCAPTCHAのリクエスト上限変更と料金プラン、代替ツールの概要についてご紹介してきました。
本記事では、reCAPTCHAの利用制限に悩んでいる方や2025年末のGoogle Cloudプロジェクトへの移行をきっかけに対策を検討している方に向けて、完全無料で使用できる CloudflareTurnstileの登録方法からサイトへの設置手順までをわかりやすくまとめています。
- 「2025年末にまでにすべてのGoogle reCAPTCHAのすべてのキーGoogle Cloud プロジェクトに移行する必要がある」との内容でGoogleからメールが来た
- reCAPTCHAリクエスト上限が変更になったので、他の信頼できる代替サービス探してる
- reCAPTCHAを使用しているが、2025年末までにGoogle Cloudプロジェクトへ移行のため、このタイミングで切り替えたい
- 迷惑メールが大量に来て困っている
- スパム対策やボット対策をしておきたい
はじめに
2025年末にまでにすべてのGoogle reCAPTCHAのすべてのキーGoogle Cloud プロジェクトに移行する必要がございますことをお知らせいたします。
現在、Google reCAPTCHA を使用していて、上記のような内容のお知らせメールが来た方。
このままGoogle reCAPTCHA を使い続けようかどうしようか悩んでいる方は、以下の記事で今後の運用手順やリクエスト上限・代替サービスについて詳しく説明しているので参考にしてください。


TurnstileとreCAPTCHAの比較
サイトにスパムやボットからの不正アクセスを防ぐために設置されるのが、reCAPTCHA(リキャプチャ)やTurnstile(ターンスタイル)といった認証ツールです。
迷惑メール防止対策の代表的なもの にもなります。
ここでは、reCAPTCHA のリクエスト上限変更や2025年末のGoogle Cloud移行にあわせ、TurnstileとreCAPTCHAの違いや特徴を簡単に比較し、設置方法までわかりやすくまとめました。
| 項目 | reCAPTCHA | Turnstile |
|---|---|---|
| 提供元 | Cloudflare | |
| リリース時期 | 2013年(v2) 2018年(v3) | 2022年9月(ベータ) 2023年9月(正式リリース) |
| 設置目的 | ボットやスパムからの保護 | ボットやスパムからの保護 |
| 設置範囲 | サイト全体、フォーム単位、ログイン・問い合わせページなど | サイト全体、フォーム単位、ログイン・問い合わせページなど |
| 表示形式 | 「私はロボットではありません」チェック、画像認証、Invisible reCAPTCHAなど | Invisible、バッジ表示、ユーザー操作なしのバックグラウンド認証 |
| ユーザーへの負担 | 一部画像認証でクリック操作が必要 | Invisibleモードでは操作不要、バッジ表示モードではクリック操作が必要 |
| 保護範囲 | フォーム投稿、ログイン、コメント欄など | フォーム投稿、ログイン、コメント欄など |
| 無料枠・上限 | 1日のリクエスト上限あり、上限超過で制限 | Cloudflare無料プランでも一定量利用可能、上限なしに近い |
| 導入の難易度 | APIキー取得とサイトにコード挿入が必要 | Cloudflareアカウントとサイト設定、コード挿入は最小限 |
| 移行・管理 | Google Cloudプロジェクト依存 | Cloudflare管理下で一元管理可能 |
| 導入実績 | 世界中の多数のサイトで導入実績あり | 約602,000サイト以上で導入 |
Turnstile(ターンスタイル)とはどんなツール?
ここでは、Turnstile(ターンスタイル)とはどんなツールなのか特徴や信頼性をまとめています。
Turnstile(ターンスタイル)は、Cloudflare(クラウドフレア)が提供する
最新のボット防止認証ツールです。


サイトのお問い合わせフォームやログインページ(会員ページ)などスパムや不正アクセスを防ぐために設置します。
Turnstile(ターンスタイル)は、2022年にベータ版が公開されて、2023年9月に正式リリースされた比較的新しいサービスですが、すでに世界中で60万以上のサイトに導入されており、効果と信頼性が実証されています。
Turnstileの特徴
- ユーザー体験に優しい
Invisibleというモードを使えば、ユーザーの操作はほぼ不要で、裏側で自動的にボット判定を行います。 - 設置が簡単
Cloudflareアカウントがあれば、サイト設定と簡単なコード挿入だけで導入可能です。 - 柔軟な表示形式
Invisibleモードのほか、必要に応じてバッジ表示モード(クリック操作あり)も選択できます。 - 無料で利用可能
Cloudflareの無料プランでも一定量のリクエストが利用可能で、 アクセス上限もほぼ心配ありません。
Cloudflareの信頼性
このTurnstileは、Cloudflare(クラウドフレア)が提供しているため、ネットワークやサーバーなどの強固な土台(インフラ)上で動作していることも安心材料です。
みなさんも、どこかで一度は「クラウドフレア」という名前を耳にしたことがありませんか?
- 企業概要
「Cloudflare, Inc.」は2009年にアメリカ・サンフランシスコで創業。
インターネットのパフォーマンス向上とセキュリティ強化を目的としたクラウドベースのネットワークサービスを提供しています。 - 提供サービスの一例
- コンテンツ配信ネットワーク(CDN)
- DDoS攻撃対策
- 高速でセキュアなDNSサービス
- Zero Trustネットワークアクセス
- AI対応インフラ(Workers AIなど)
- 導入実績と信頼性
- 世界中で数百万のウェブサイトやアプリに導入
- インターネット上の約20%のトラフィックを処理
- 毎日約2,470億件のセキュリティ脅威をブロック
- 上場企業(NYSE: NET)
Turnstile アカウント作成からキー発行手順
ここからは、Cloudflare Turnstileを利用するための手順を紹介していきます。
まず、Google reCAPTCHA(リキャプチャ)をすでに導入・設定している方がいましたら、以下の記事を参考にreCAPTCHAキーを削除してからTurnstileの導入を行なってください。


1. Cloudflareアカウント作成
アカウント登録方法を選択します。
- Googleアカウントを持っている方は「Googleで続行」をクリックしてアカウント連携を行います。
- Googleを利用しない場合は、メールアドレスとパスワードを入力して登録できます。


Googleにログインしているアカウントを選択または別のアカウントを使用→「次へ」をクリックします。




2.Cloudflareのダッシュボート設定
アカウント作成後に、以下のような「Cloudflare」のダッシュボートが表示されます。


Cloudflareで言語が「英語」になっている場合は、右上の言語設定で「日本語」に変更します。


3.ウィジェットを作成する
ダッシュード左側サイドメニューから「Turnstile」をクリック。


ウィジェット作成をするため、「ウィジェットを追加」ボタンをクリック。


任意のウィジェット名を入力します。※自分があとで識別できるようなわかりやすい名前にしておきましょう。
今回は「main-contact」というウィジェット名にしました。
ウィジェット名の入力が完了したら、「+ ホスト名の追加(Add Hostnames)」をクリック。


1.「+ ホスト名の追加」ボタンクリックで以下のようなウィンドウが表示されるので、ホスト名を入力(導入したいドメイン名)→「追加」ボタンをクリックします。


2.ホスト名が画面下部に表示されるので、選択して、再度「追加」ボタンをクリック。


ホスト名を追加すると以下のような選択画面が表示されます。


- 管理対象(Managed)
-
- 見え方:小さなウィジェットがフォームの下などに表示される(Google reCAPTCHA v2「I’m not a robot」風の見た目)。
- ユーザー操作:基本は自動判定だが、必要に応じてユーザーがチェックボックスや簡単な操作を求められる場合がある。
- 利用シーン:ユーザーに「セキュリティ対策している」ことを視覚的に伝えたいとき。
- 非インタラクティブ(Non-interactive)
-
- 見え方:ウィジェットは表示されるが、ユーザーの操作は不要。
(「保護されています」といった表示が出るだけ) - ユーザー操作:まったくなし。
- 利用シーン:フォームの下に「Turnstile によって保護されています」とだけ出したい場合。見た目で安心感を与えつつ操作負担はゼロ。
- 見え方:ウィジェットは表示されるが、ユーザーの操作は不要。
- 非表示(Invisible)
-
- 見え方:ユーザーからは何も見えない。フォームを送信すると裏側で自動判定される。
- ユーザー操作:完全に不要。
- 利用シーン:UIをシンプルに保ちたい場合や、ユーザーにセキュリティ対策を意識させたくない場合。
ここで作成する「キー」はサイト側で必要になります。
あとからでも再表示できますが、このまま設定していくのでページを開いたままにするか、「サイト キー」と「シークレット キー」をメモ帳などに貼り付けておいてください。




WordPress サイトに設置する手順
認証ツールは、スパム対策、迷惑メール防止のため、お問合せフォームに設置する方が圧倒的に多いと思います。
その中でも「Contct Form7」というお問い合わせフォームのプラグイン導入率が高いため、ここでは、コンタクトフォーム7へTurunstileを設置する手順と他のフォーム・コメント欄に導入する手順をご紹介します。
Contact Form 7でTurnstile を設置する方法
「Contact Form 7」はバージョン6.1で、「Cloudflare Turunstile」対応となりました。
公式ページ :Cloudflare Turnstile インテグレーション | Contact Form 7 [日本語]
6.1未満のバージョンの場合、最新版へ更新してから次の手順を行なってください。
プラグイン更新時に気を付ける点は以下の記事で紹介してます。


Contact Form 7が入っている場合、ワードプレス管理画面のサイドメニュー「お問い合わせ」→「インテグレーション」→「インテグレーションのセットアップ」


「インテグレーションをセットアップ」クリックで、いくつかの選択肢が出てきます。その中で「Turnstile」の項目を探してください。
Turnstile側で発行されたキーを入力して「変更を保存」


Contact Form 7を使ったフォームにデフォルトで、 Turnstile ウィジェットがフォームの先頭に配置されます。
これを移動させたい場合は、表示させたい任意の場所にフォームテンプレート[turnstile] タグを挿入します。
他のフォームやログイン画面などに設置する手順
ここでは、Contact Form 7 以外のフォームへやコメント欄、ログイン画面に Turnstile を設置する手順を説明します。
Turnstile は、プラグインによっては追加プラグインなしで設定できる場合もありますが、
基本的には『Simple CAPTCHA Alternative with Cloudflare Turnstil』
というプラグインを新たにインストールして設定します。
※Contact Form 7 は追加プラグイン不要です


WordPress管理画面>プラグイン>プラグイン追加から、
検索窓にSimple CAPTCHA Alternative with Cloudflare Turnstileを入力して、
検索>今すぐインストール>プラグインを有効化します。


Version 1.33.1 – 5th September 2025
- その他: 商標ガイドラインにより、プラグインの名前を “Simple Cloudflare Turnstile” から “Simple CAPTCHA Alternative with Cloudflare Turnstile” に改めました。
参照:https://ja.wordpress.org/plugins/simple-cloudflare-turnstile/#developers
Simple CAPTCHA Alternative with Cloudflare Turnstileプラグインを
有効化すると以下のような設定画面が自動で開きます。
ここに先に取得した、キーを入力します。


上記の設定画面が開かないない場合や、あとから設定する場合はワードプレスのサイドバー「設定」から「Cloudflare Turnstile」をクリック


ここでCloudflare Turnstileを連携したいフォームを選択します。複数選択できます。
チェックを入れたら、「変更を保存」をクリック。


連携できるフォームは、自動で追加表示されます。
以下サポート対象のフォーム一覧です。(2025年8月27日現在)
- Easy Digital Downloads
- Paid Memberships PRO
- Contact Form 7
- WPForms
- Gravity Forms
- Fluent Forms
- Jetpack フォーム
- WooCommerce
- Formidable
- Forminator
- Elementor フォーム
- Mailchimp for WordPress
- MailPoet
- Kadence フォーム
- BuddyPress
- bbPress
- Ultimate Member
- MemberPress
- WP-Members
- WP User Frontend
- WP User Manager
- wpDiscuz
以下は「Contact Form 7 」プラグインがインストール・有効化されている場合の表示です。
「Contact Form 7 」なら、チェック不要で上で説明した「Contact Form 7 」のインテグレーションのセットアップ設定のみ行なってください。
※他のフォームを選択する場合などこちらのチェックをつけて、「変更を保存」をクリックしてください。


「変更を保存」をクリック後、認証画面が表示されます。
成功しました!表示で「応答テスト →」をクリック。


応答テスト後、以下のような警告が出た場合、
ドメインが無効です。この問題が解決しない場合は、サイト管理者にお問合せください。


ホスト名が正常に読み込まれていないため、再度Turnstile側のウィジェットのホスト名追加の設定を見直してみてください。
1.Turnstileダッシュボードへアクセス


2.「+ ホスト名の追加」もしくは誤ったホスト名なら右側「削除」後に新たに追加しなおしてください。


3.設定が完了したら、「更新」ボタンをクリックして、サイトキーとシークレットキーをサイト側(「Simple Cloudflare Turnstile」)に入力して再度試してみてください。


以下の表示がされたら、設定完了です。
APIキーの設定:成功!TurnstileはこれらのAPIキーで正しく動作します。


最後に自分が選択したフォームのページにTurnstileが実装されているか表示の確認しましょう!




Turnstile 非表示(Invisible)モードの動作確認手順
ここでは、Turnstile のウィジェットモードを非表示(Invisible)にした場合の動作確認手順を説明します。
まず 、Turnstile のウィジェットモードを「管理対象(Managed)」に設定し、サイト上で表示・動作を確認します。
その後、Turnstile 側でモードを「非表示」にすれば基本的には問題ありません。
『非表示(Invisible)』設定では、画面上で見えなくなるため「本当に動いているか不安…」「念の為確認しておきたい!」方のための確認手順を紹介します。
- フォームページを開く
- Turnstileを連携させた「お問い合わせフォーム」などを表示します。
- 非表示(Invisible )モードなので、画面上にはTurnstileのボタンなど何も表示されません。
- フォームを送信する
- 必要事項を入力して送信ボタンをクリック。
- 「送信されました」や「コメントが投稿されました」などの完了メッセージが表示されるまで進めます。
- 開発者ツールを開く
- 送信完了画面で F12キー を押す(または右クリック → 検証)。
- 「Elements(要素)」タブを開きます。
cf-turnstile-responseを探す- ページ内の
<form>要素を探すと、その中に<input type="hidden" name="cf-turnstile-response" value="長い文字列...">が追加されているのを確認できます。
- ページ内の
- 確認できればOK
- この hidden input が存在していれば、Invisible Turnstile が動作してトークンを生成 → サーバーに送信されている証拠なので正常に動作していると確認できます。
Cloudflare導入でワードプレス管理画面に入れなくなった話
WordPressサイトにで Turnstile を導入するために、Cloudflare 側でホスト設定をしたところ、ワードプレス管理画面にログインできなくなる現象が起きました。
原因は、Xサーバーの海外アクセス制限やセキュリティ設定がCloudflare のサーバーからのアクセスを「海外IP」と判断してブロックしてしまったためです。
対策としては、
- 一時的に海外アクセス制限を解除して管理画面にアクセスする
- Xサーバー側で Cloudflare のIPを許可する(ホワイトリスト登録)
Cloudflare 導入時は裏側でアクセス経路が変わることで、思わぬ制限がかかる場合があるため、設定中に「管理画面に入れない?」ときは、サーバー側のアクセス制限などを確認してみてください。


まとめ
Google reCAPTCHAの代替として注目される Turnstile の特徴から、アカウント作成・キー発行・WordPressやContact Form 7への設置方法までを解説しました。
2025年末にはGoogle Cloudプロジェクトへの移行が必須となるため、早めの対応を検討している方にとって、Turnstileは信頼性の高い有力な選択肢となります。
実装後は必ず動作確認を行い、万一トラブルが発生した場合でも落ち着いて対応できるように準備しておきましょう。
ぜひ今回の内容を参考に、自分のサイトに合った形でセキュリティ対策を進めてみてください。
それでは、また!

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