Bizメール＆ウェブ無料SSL化｜Let’s Encryptを使った設定手順をわかりやすく解説

ホームページを運営する上で欠かせないのが SSL化（https化）。
最近ではエックスサーバーやロリポップなど、ワンクリックで無料SSLを導入できるサーバーが増えています。

一方で、NTT docomo ビジネスの「Bizメール＆ウェブ」は、少し特殊な仕様になっていて自分で証明書を取得・設定する必要があります。

自分でやるにはなんだか設定が「難しそう…」と思うかもしれませんが、手順通りにやれば大丈夫です。

この記事では、

• Bizメール＆ウェブで無料SSL化する方法
• Let’s Encryptを使った具体的な設定手順
• 他社サーバーとの比較（Xserver・ロリポップ）

を初心者向けにわかりやすく紹介します。

Bizメール＆ウェブで無料SSL化はできる？

結論からいうと、Bizメール＆ウェブは Let’s Encryptを利用して無料SSL化が可能 です。
ただし、Xserverやロリポップのように「ワンクリックで自動設定」には対応していません。

さらに注意点として、Let’s Encryptの証明書は90日間有効ですが、Bizメール＆ウェブでは自動更新ができず、手動更新が必要になります。

Bizメール＆ウェブがサポートしている証明書は以下の通りです。（2025年9月）

認証局からの証明書取得

本サービスでは以下のSSL/TLS証明書(サーバーID)をご利用いただけます。

• デジサート(https://www.digicert.com/jp)
    セキュア・サーバID／セキュア・サーバID EV／グローバル・サーバID
• ジオトラスト(https://www.geotrust.com/jp)
    クイックSSLプレミアム
• JPRS(https://jprs.jp/pubcert/)
    JPRS 組織認証型／JPRS ドメイン認証型
• グローバルサイン(https://ocngs.globalsign.com)
    クイック認証SSL／企業認証SSL

無料SSLのLet’s Encryptも導入できますが、自動更新は非対応という点を覚えておきましょう。

事前準備｜Let’s EncryptのSSLサーバー証明書を取得

まずはSSL証明書を用意する必要があります。

「まだ取得していない」という方は、SSL BOX（エスエスエル ボックス）を利用すれば無料でLet’s Encrypt証明書を取得可能です。

すでに証明書を持っている方は、この手順を飛ばして次に進んでください。

【手順解説】Bizメール＆ウェブにLet’s Encryptを設定する方法

Bizメール＆ウェブと他社サーバーを比較してみた

Bizメール＆ウェブ サーバーは多くの企業でも導入されており、NTTブランドの安心感がありますが、オプション料金が多く、容量やコスパ面では劣ると感じる人も多いです。

一方で、Xserverやロリポップは以下の特徴があります。

サーバー	SSL対応	容量	月額料金	特徴
Bizメール＆ウェブ	Let’s Encrypt対応（手動更新）	小さめ	高額	NTTブランドで安心感
Xserver	無料SSL自動対応	大容量	中程度	サポート手厚い
ロリポップ	無料SSL自動対応	標準的	格安	初心者向け、低コスト

料金だけ見ても、Bizメール＆ウェブよりXserverやロリポップのほうが安くて簡単にSSL化できるのが現状です。

まとめ

今回は Bizメール＆ウェブにLet’s Encryptを設定して無料SSL化する方法 を解説しました。

手順は少し面倒ですが、設定してしまえば問題なくhttps化できます。
ただし90日ごとに手動更新が必要なので、忘れないようにカレンダーなどに控えておくと安心です。

サーバー選びは「古くからあるから安心」だけではなく、料金・容量・サポート・SSLの使いやすさなどを総合的に比較するのが大事です。

「設定はできるけど、もっと簡単にSSL化したい！」という方は、Xserverやロリポップなど無料SSLが自動更新できるサーバーも検討してみてくださいね。